伊藤沙莉、朝ドラ『虎に翼』は「確実に代表作になる」　オズワルド伊藤との“兄妹共演”は？「通行人役を…」

　俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』（月〜土　前8：00　NHK総合　※土曜日は1週間の振り返り／月〜金　前 7：30　NHK　BS、BSプレミアム４K）が4月1日にスタートする。このほど取材会に出席した伊藤は、詰めかけた報道陣の人数に「こんなにたくさんの方に来ていただいて…」と注目度の高さに驚きつつも「何でも聞いてください。よろしくお願いします！」と晴れやかな笑顔ですぐに場を和ませた。

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　連続テレビ小説『虎に翼』のモデルは、三淵嘉子さん。日本初の女性弁護士・裁判官で、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら事件や裁判が見事に解決されていく、爽快感を一緒に味わえる毎日次回が気になる朝ドラになる。

　改めて朝ドラの印象を問われると「やっぱりすごく多くの方々に愛されていて、自分が知っている中では一番、幅広い層の方々が見て応援してくれる印象があります。そこに飛び込むのは緊張もしましたけど、決まった時は周りもすごく楽しみにしてくれました」とコメント。

　そんな朝ドラに主演として声を掛けられ「朝ドラの撮影となると、クランクイン前からいろんな人に『大変だよ』と脅されてきました（笑）」と明かしながら「でも今のところは、大変さよりも楽しさが勝っています。大変なところもみんなで考えて、みんなで作っていくという形でとても有意義で充実した日々です。支えてくださる方々もたくさんいますし、絆もどんどん深まってる気がして。一つのものを、良いものを作るという同じ方向を一緒に向いているという感じが楽しいです」と充実感をにじませた。

　また、「朝ドラで法律モノを描くことに想像ができてない方もいらっしゃると思います。その人たちに伝わっていくのがとっても楽しみ」と話し、記者から「驚かせる自信はある？」と水を向けると「面白い！って言ってもらえる自信はあります！」と即答した。

　昨今のドラマ業界では、お笑い芸人の活躍が目覚ましい。そこで「お兄さん（オズワルド・伊藤俊介）との共演はある？」と期待の声もあがった。この質問に伊藤は「最近、生意気にお芝居の仕事をしてるっていううわさを聞きます（笑）」とイジり気味に切り出す。

　続けて「もし出演することになったら楽しんで帰ってほしいなって思いますけど…」と前置きをした上で「重要人物にはしたくないですね。通行人役をやっていただきたいです（笑）」と回答。「座長としてはもし同じ現場になったら？」との問いには「そこに関しては先輩ヅラをしようと思います」と返し、笑いを誘っていた。

　会見当初は、報道陣の多さに恐縮気味だった伊藤だが、作品への思いをじょう舌に語る中で徐々にリラックスした表情も多くなった。『虎に翼』は「確実に代表作になる」と話すと「私の人生を描く上で絶対に外しちゃいけない期間だなって思ってます。作品も面白いし、役としても挑戦的な部分もある。私が撮影期間中に30歳になることもあり、いろんなことが折り重なった日々になる。今後の生涯でいろんなことをやらせていただくとしても、トップで大事な作品になると思います」と言葉に力を込めていた。