90年代の人気ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」のブレンダ役で知られる俳優シャナン・ドハーティが、共演者だったケリー役のジェニー・ガースと撮影現場で大げんかをした過去を赤裸々に語りました。自身のポッドキャスト「Let’s Be Clear」の3月4に公開された最新エピソードで、同ドラマにおいてデヴィッド役を演じていたブライアン・オースティン・グリーンをゲストに迎え、当時キャストたちとの間に不仲説が流れた原因について詳らかにしました。
●仲良し男子キャストと、ピリピリ女子キャスト
同ドラマにおいて、初期メンバーの中でもシャナン演じるブレンダは人気の高かったキャラクター。特にルーク・ペリー(2019年死去)演じるディランとのカップルは広く支持されており、シャナンが第4シーズンで降板するまでのビバヒルを“ブレンダ時代”と呼ぶことも。しかし当時シャナンが降板に至った理由は彼女の攻撃的で自分勝手な振る舞いにあるとも報道され、ジェニーとの不仲は定説となっていました。
「撮影現場がピリピリし始めたころのことを思い出すよ。男の子たちがいつも仲が良かったのはすばらしいことだった」と回想し、「あなたたちはいつもお互いを支え合い祝福し合っていたけど、女の子たちはそうとも限らなかった」と、いつも仲が良かった男性キャストとは反対に、女性キャストたちの間には緊張が走っていたことを明かします。
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これを受けてブライアンは「女の子たちと同じではなかったとだけ言っておこうかな。君はその状況についてちょっとだけ甘く捉えている気がするから。君たち全員にとって本当に激しく競り合うような状況だったよ」とブレンダの認識よりもさらに現場は緊張していたと補足。
「見ていて気楽な状況ではなかった」とし、あるときシャナンとジェニーの間で激しいケンカが起き、スティーヴ役のアイアン・ジーリングと一緒に止めに入らなければならなかった出来事を振り返りました。
●おふざけからの大げんか
シャナンは、当時ジェニーとの不仲は撮影現場での“おふざけ”がケンカにつながったことにあると説明。ジェニーはその当時「パンツ・ダウン・デー」と称し、“面白いやり方で”スタッフのパンツを下す遊びをしていたといいます。
シャナンによれば、何人かのスタッフはこの遊びに“イラついていた”とのこと。そこである日シャナンは、「スカート・アップ・デー」と称しジェニーのスカートを捲りあげてしまったそうです。
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「彼女はいつもスカートの下にカルバン・クラインの男性用ボクサーショーツを履いていた。だから大したことではないだろうって思ったんだ。それで私、“スカート・アップ・デー”をやったら、オー・マイ・ゴッド! 彼女完全に怒っちゃって、私も引き下がる雰囲気じゃなかった」とケンカの詳細を語りました。
●今では和解 大人になった「ビバヒル」キャストたち
シャナンとジェニーは現在では和解しており、撮影開始前に他界していたルークを除きオリジナルキャストが再集結した2019年のドラマ「ビバリーヒルズ再会白書」でも共演。同年、シャナンはオリジナルシリーズ当時自身の遅刻癖などで現場に混乱をもたらしたと報じられていたことについて、それは父親が入院していたうえ、ひどい結婚生活を送っていたことが原因だと主張。しかし自身はそのことを共演者には話しておらず「誤解されていると感じていた」と当時の気持ちを語りました。
1月に、ポッドキャストのゲストに双子の兄ブランドンを演じていたジェイソン・プリーストリーを迎えたシャナンはそのことへ再び言及し、「最初のシーズンのころ、私は本当にひどい結婚生活を送っていて、仕事の約束事を守ることが本当に難しくなるようなことが起こっていた」と語りました。
当時、シンガーソングライターで俳優のアシュレイ・ハミルトンと結婚していたシャナンは彼が「ドラッグを買いに行くのが怖くて、家から出たくなかった」と説明。ジェイソンはそれを聞き、「当時、君の私生活で何が起こっていたか知っていれば、もっと思いやりと気遣いをもって対処してあげることができたかもしれないと思う。でも、僕たちは僕たちにわかることしか知らなかったんだ」と過去に思いを馳せています。
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