お笑いコンビ「かまいたち」がMCを務めるトークバラエティー番組「これ余談なんですけど…」(テレビ朝日系)で、批判を集めている薬剤師に関する発言を巡り、同コンビの濱家隆一さんがあらためてX(Twitter)上で謝罪しました。
●濱家さんは「医者憧れみたいなのがあるんちゃう?」と発言
同番組では、“せっかちな関西人”が「イライラする瞬間」をテーマに、かまいたちの濱家さんと山内健司さん、お笑い芸人の馬場園梓さんらがトークを展開。その中で、山内さんが医師の診察後に調剤薬局へ処方せんを持参したところ、薬剤師から医師と同じ問診をされたことにいら立ったと振り返り、「いや(薬剤師には)関係ないやん」「さっさと薬を渡してもらって帰りたいのに」「あれ全然いらん時間やと思っちゃって」と発言しました。
これを受けて馬場園さんは「だってそいつ(薬剤師が)見たって薬変わらへんからな」と笑いながら共感。濱家さんは薬剤師に対して、「医療に携わってるから医者憧れみたいなのがあるんちゃう?」とコメントしていました。
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番組放送後、SNS上などで発言を巡り批判が広がると、馬場園さんと濱家さんがSNS上で相次いで謝罪。濱家さんは3月1日に「処方箋の件、考えなしに失礼な事言ってしまいました」「薬剤師の皆さん、本当にすみませんでした」と、薬剤師に対して謝意を示していました。
●薬剤師に「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪
濱家さんは3月7日、X上であらためて本件を受けて謝罪文を投稿。冒頭で「薬剤師の方々へ。今回の件、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、自身の発言についてこう弁明しました。
「『医療に携わってるから医者憧れみたいなのがあるんちゃう?』という発言は、 僕の意識の中に、会社で言うところの、医者→上司 薬剤師→部下みたいな会社内の上下のイメージがあったのだと思います。『会社に勤めてるからには社長に憧れみたいなのがあるんちゃう?』的な発言でした。実際そこにそんな上下の事実はないのに、僕の無知から薬剤師さんにとても失礼な発言をしてしまいました」
加えて「僕自身、医者になれなかった人が薬剤師になっている、なんて事は思っていませんし、薬剤師という仕事を馬鹿にしているなんて事は全くありません。全ての職業をリスペクトしています」としつつも、「ただ、メディアに出る人間として、この発言を誰がどんな気持ちで受け取るか考えが至っていない時点で絶対に良くない発言でした」とコメントしています。
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また、Xのフォロワーから、薬剤師を描いた漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(ゼノンコミックス、2020年にフジテレビでテレビドラマ化)を教えてもらい、実際に読んだと言及。「もちろんそれだけで薬剤師という仕事を把握できたなんて思っていませんが、 自分が想像している以上に大変なお仕事だと分かりました。 いつも本当にありがとうございます」と薬剤師に感謝を示しました。
最後に「傷ついた気持ちは戻らないし、嫌な思いをした時間も無しにはならないです。 薬剤師の方々、本当に申し訳ありませんでした。長々とすいません」と再び謝罪し、「今後も無知から訳の分からない発言をしてしまうかもしれませんが、 最大限に気をつけていきます」と決意を述べています。
なお、同番組の公式サイトおよび公式X上では、「2月28日(水)の放送における薬剤師の業務に関する発言で、一部不適切な内容がありました」として、「窓口で薬剤師が症状等の確認をすることは、法律(薬剤師法)に基づいた適正な業務であることなど、薬剤師に関する番組側の認識が不足していました」などと弁明のうえ謝罪しています。
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