『光る君へ』吉高由里子らが琵琶湖ロケへ 「空が広い外のロケでワクワク」

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2024年03月07日 21:21  クランクイン!

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大河ドラマ『光る君へ』より琵琶湖ロケを行った(左から)藤原為時役・岸谷五朗、紫式部(まひろ)役・吉高由里子 (C)NHK
 吉高由里子が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)が、本日7日、滋賀県高島市内でロケを実施。紫式部が生涯で唯一、都を離れて暮らした越前に向け琵琶湖を舟で移動するシーンなどが撮影され、現場にて紫式部(まひろ)を演じる吉高、藤原為時を演じる岸谷五朗がコメントを寄せた。

【写真】紫式部(まひろ)役の吉高由里子&藤原為時役の岸谷五朗、琵琶湖ロケでの2ショット

 大河ドラマ第63作となる本作は、平安中期に『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。主人公・紫式部/まひろ役を吉高、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長役を柄本佑が演じる。2006年の大河ドラマ『功名が辻』や2018年の『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)を手がけ、“ラブストーリーの名手”として知られる大石静が脚本を担当する。

 第21回(5月26日放送予定)より、越前編が放送開始となる本作。今回撮影されたのは、都を離れ、まひろや為時、乙丸などが越前へ向け、琵琶湖を舟で渡るシーン、湖畔の船着き場で夕立の中、舟から荷物を降ろすシーンだ(いずれも第21回)。

 ロケ撮影に挑んだ吉高は「今回の琵琶湖ロケは、久しぶりに空が広い外のロケでワクワクしています。実際に来てみると、朝と昼でも風の強さが全然違うんだなって、驚きました。まひろとしては、先日放送した『遠くの国』(第9回のサブタイトル)というワードがずっと残っているんです。向こうへ行ったら、私の知らない世界。まひろのことも誰も知らない世界。そこで新しく生まれ変わることもできるんじゃないかという気持ちも込み上げてきます」とコメント。

 そして「越前編では、まひろは生きている価値というか、見当たらない志を模索して苦しんでいる時期でもあるんです。国司という父上の仕事姿も初めて目にして、父上と2人3脚で頑張ろうしていきます。そして福井の熱がすごいんです! 『京都だけのドラマじゃないぞ』という越前市をはじめ福井県の皆さんの熱もすごく感じていてうれしいです」と語った。

 岸谷は「やっぱりこの琵琶湖の自然はすごいですね。まひろと一緒に舟で湖上に出たんですけど、風の勢いも感じましたね。当時は相当の志とドキドキで移動したんでしょうね」と感想を。

 「越前の国司になるまでは、まひろとの関係性って父親と子供。割とベクトルは向かい合っていたんですよね。親子でもめたり、いろんなことあったんですが、越前編では2人が1つのことに立ち向かっている感じが、初めて描かれるんです。越前編では、まひろが自分の心と対じしたり、まひろの恋心がどうなっていくのかドキドキする父の気持ちもあったり。素晴らしい新たなキャストも登場するなど、『光る君へ』の画がガラッと変わります。我々もびっくりするぐらいなので、見てくださっている視聴者の皆さんは、どうなっちゃうんだろう!というぐらいです」と越前編に向けて言葉を寄せた。

 制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサーは「越前編は、同じドラマとは思えないぐらいに印象が変わると思います。松原客館に逗留(とうりゅう)する宋の人々や当時とても貴重であった越前の紙に出会うなど、物語は大きな転換点を迎えます。特に、のちに作家となる主人公のまひろにとっては、人生の中で最も大切な経験の1つとして見てもらえるとうれしいなと思っています」と話している。

 大河ドラマ『光る君へ』はNHK総合にて毎週日曜20時放送。NHK BS、BSプレミアム4Kにて18時放送。
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