ソニーミュージック、イチオシ新人11組集結 結束バンド楽曲提供でも注目の音羽-otoha-、“アダルトK-POP”K4ら

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2024年03月07日 22:42  ORICON NEWS

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作家としてもオファーが絶えない音羽-otoha-=『Sony Music Labels 2024』より Photo by Ray Otabe
 ソニー・ミュージックレーベルズが7日、東京・Zepp DiverCityで新人コンベンション『Sony Music Labels 2024』を開催し、各レーベル“イチオシ”の11組がライブパフォーマンスを行った。

【写真】情報量の多いステージで魅せたアダルトK-POP「K4」

 2015年のスタートからコロナ禍でのオンライン開催を挟んで9回目となる今回は過去最大規模で行われ、ロックバンドやシンガー・ソングライター、ボーカルグループ、ソウルユニットや歌い手など、バラエティーに富んだ総勢11組の新人アーティストが競演した。情報解禁前情報を含むアーティストを除く5組をレポートする。

◆音羽-otoha-
 音楽業界関係者が詰めかけたイベントのトップバッターとして登場したのは、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』にオープニングテーマや劇中バンド・結束バンドに計4曲を提供し、書き下ろしのオファーが絶えないというシンガー・ソングライターの音羽-otoha-。

 ギタリストとしてのスキルも併せ持ち、アグレッシブなギターソロからステージをスタートさせると、「狂信者のパレード」のイントロではキーボードを、サビではエレキギターを弾きながらラウドなミクスチャーロックを響かせた。

 メジャーデビュー曲「大生解」では、スクリーンに映し出された歌詞とともに「生きてさえいてくれれば」という願いを込めたメッセージを熱唱。大量の桜の花びらが舞い散る演出でも音楽関係者の目を引きつけた。

▼音羽-otoha-コメント
 13歳から曲を作り始め、15歳からずっとライブハウスで育ってきました。そんな音楽漬けの人生だった自分のメジャーデビュー。自分自身は、ここから何かを変えるというよりも、このまま良い意味で変わらないでいたいと思っております。そして、今ここに立つことができていることに対して、今まで応援し支えてくれた全ての方々に心から感謝しております。そして、これから音羽-otoha-に関わってくださる全ての方にとっても、ワクワクできるような活動をしていきます。

◆HIKKA(ヒッカ)
 昨春に宮崎県都城から上京したHIKKAは、車の中で歌った洋楽カバー動画で注目を集めたシンガー。DJ、ベース、キーボードというクラブセットで登場すると、夜の街をドライブする映像を背に、今春リリース予定のメロウなアーバンR&B曲「DRIVE」を歌い上げた。

 さらに、この1年間で制作した数多くの楽曲の中から「大好きな曲」という新曲「My Star」を初披露。キーボード弾き語りをメインに、澄んだ歌声を響かせた。

▼HIKKAコメント
 今回のライブでは、未発表の曲を初披露しました。今春には初のオリジナル曲をリリースし、それを皮切りに断続的に新曲を発表していく予定です。私の歌声だからこそ伝わる想いやメッセージがあると信じて、より多くの人に届けていきたいと思っています。これからの活動を、どうぞ楽しみにしていてください!

◆K4(ケーフォー)
 韓国のオーディション番組『ハロートロット』に出演していたヒョンミン、ジュジュ、フィリップ、ジュンのボーカリスト4人で結成され、“ADULT K-POP”をコンセプトに掲げる4人組ボーイズグループのK4が登場。MISIAの「アイノカタチ」をアカペラから歌い始めると、パワフルなハーモニーを響かせた。

 MCは日本語で行い、「日本で一番愛されるK-POPグループになることが目標です」と宣言すると、3月27日発売の日本デビューシングルを歌唱。ラテン調のミディアムナンバー「Bye Bye Bye -Japanese version-」に続いては、歌謡フラメンコ「Love Storm -Japanese version-」を歌って踊り、軽やかなステップやムーンウォーク、ジャケットプレイなど、情報量の多いパフォーマンスで魅せた。

▼K4コメント
このステージに立てることはとても光栄です。K4は、“ADULT K-POP”というスタイルを日本に伝えたいです。デビューシングル「Love Storm/Bye Bye Bye」は懐かしさと新しさが融合した“シン・歌謡”です。夢は、日本で一番愛される韓国人グループになることです。

◆汐れいら(ウシオ・レイラ)
 東京都江戸川区出身、21歳のシンガー・ソングライターの汐れいらは、ギター、ベース、キーボード、ドラムを従えたステージ。ピアノの伴奏のみで歌い始めた「Darling you」では、不器用さを隠して相手を想う“誰か”を歌い上げた。

 「私、飽き性で、幸せっていう感情にも飽きちゃったりするんです。そんな私にも飽きないものがありました」と話し始めると「それは、ごはんです!」と満面の笑み。アコースティックギターをかき鳴らしながら、おいしいごはんを食べるときに感じる“普通の幸せ”をテーマにした「味噌汁とバター」をハツラツと歌った。

▼汐れいらコメント
 コンベンションが決まったときからどきどきしてました。聴いてもらえる時間がもらえてうれしい。でも見てもらっておわりにならないで、他の曲はどんなだろ、って思ってもらえたらいいなぁ。わたしがすきなもの、みんなもすきになってくれますように!!

◆Hana Hope
 Hana Hopeは、YMO結成40周年を記念したトリビュートコンサート『Yellow Magic Children』に13歳で参加したことをきっかけにシンガーとしての活動をスタートさせた東京都出身の18歳。

 英エレクトロポップデュオ・HONNE(ホンネ)がプロデュースした英語詞のエレクトロナンバー「We’ve Come So Far」からスタートさせると、薔薇や蘭、桜や梅の蕾がゆっくりと咲いていく美しい映像をバックに美声を響かせた。

 続けて、昨年7月にリリースしたメジャーデビュー曲「flowers」では、壮大なスケールの楽曲を心地よく歌い上げ、音楽関係者たちの耳目を惹きつけた。

▼Hana Hopeコメント
 きょうは初めてパフォーマンスを見てもらう方が多かったので、とても緊張しました。これから、より多くの人の心にわたしの歌が届くように、音楽の旅を自分らしく進んでいきたいと思います。
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