たまたま2021年に耳にした名曲「Born To Be Wild」の衝撃は忘れられません。恐るべき完成度でした。無駄に重ねないコーラスワーク、多連符とロングトーンの使い分け、ファルセットとラップの絶妙な組み合わせ……。どこをぶったぎってもサビといえる新たな曲構成でした。オケも最高でした。シンプルでグルーブなベース、カッティング、ドラミング。リズムダウンとアップによる盛り上げも見事です。「これはすごい」というのが私の感想です。
その後にJO1の過去曲を聴いていると、楽曲「So What」に度肝を抜かれました。ほぼ全体がコードCmのみでの展開、楽曲の常識をぶっ壊し、それでいてかっこいい。なんというグループなのでしょう(なお、新作アルバムもいいですね。私は「Mad In Love」が好きです)。
そんなJO1が大型展覧会『JO1 Exhibition “JO1 in Wonderland!”』を開催しています。東京・六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー。なるほど、J=日本、のなかで頂点=01を目指すという由来のJO1にすると、この頂上での開催は必然といえるのでしょうか。行ってみると、もちろん女性客が中心でしたが、想像よりもさまざまな世代が楽しんでいました。
ところで、この展覧会「JO1 in Wonderland!」ですが、ビジネス的にきわめて面白い側面がありましたので説明します。