韓国コスメ「ラネージュ」が新ヴィジョンで“ワクワク感”のあるブランド像を強化　スリーピングマスクの新作も

　アモーレパシフィックジャパンが、「ラネージュ（LANEIGE）」のブランドヴィジョンを「OPEN TO WONDER」に刷新した。新たなヴィジョンの商品第1弾として、ブランドを代表する「スリーピングマスク」の新作「バウンシースリーピングマスク」（60mL 税込3960円）を5月1日に発売。ロフトや楽天公式オンラインでは4月20日から先行で取り扱う。

　1994年に誕生したラネージュは、フランス語で「雪」を意味する「La neige」に着想し、雪の結晶のように輝く美しさをコンセプトに掲げたアイテムを生み出してきた。2010年以降は時代に合わせて、よりブランドが持つ力とコンセプトを伝えられるよう、ヴィジョンを刷新し、2011年「Be Waterful」、2014年「Sparkling Beauty」、2019年「Luminous Beauty」、2021年「Feel the Glow」をそれぞれ掲げて発信。近年、ユーザーの関心が商品の機能および研究の背景、内面的な美しさに加え、「（化粧品を使うことで）なれる肌で実現できるライフスタイル」にまで広がっていることから、新たなヴィジョンにOPEN TO WONDERを設定した。アモーレパシフィックの研究知見に、ラネージュならではの化粧品に対する好奇心やワクワク感を反映させたという。
　スリーピングマスクの新作は、ピオニー＆コラーゲンコンプレックスやペプチドを配合し、肌の弾力、ハリ、キメ、乾燥といった悩みに多角的にアプローチ。セラミドをカプセル化したハイドロメルトグローカプセルが、肌の上で溶け込むようになじみ、うるおいのバリアを形成する。また、角質層への浸透を高めるため、分子の大小が異なる5Dヒアルロン酸を配合。保湿カプセルの白い粒入りのシャーベットのような見た目のクリームは、肌にのせるとなめらかに伸び広がり、シルキーベルベットな肌へと導く。ラネージュ独自のスリーピングマスク専用の香り「Sleepingscent」を採用し、ジャスミンやローズ、アンバーが調和する豊かなピオニーフローラルに仕上げた。
　ジャパン社のラネージュチーム中村秀誠マネージャーは、「ラネージュのスリーピングマスクは忙しい日々の中でせっかくの睡眠時間も美容の時間に、という思いで2002年に誕生したが、当時はまだ“睡眠美容”は珍しく、革新的なスキンケアとして受け入れられた。高度で先進的な技術はもちろん大切だが、ラネージュでは化粧品を使うことで得られるワクワク感、それを提案するための好奇心を大切にしている。新たなヴィジョンを投影した新作を皮切りに、より皆さまに親近感を抱いていただけるよう発信していく」と語った。
　そのほか、ブランド初のグローバルアンバサダーに、アメリカの俳優シドニー・スウィーニー（Sydney Sweeney）を起用。1997年生まれのシドニーは、ドラマシリーズ「ユーフォリア」のキャシー・ハワード役でブレイクした。自身の制作プロダクション「フィフティ・フィフティ・フィルムズ」を立ち上げ、プロデューサーとしても活動するほか、2022年のプライムタイム・エミー賞ではドラマ・シリーズ部門で助演女優賞にノミネート。次世代を担う俳優の1人として注目されている。マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）の最新作「マダム・ウェブ」にも出演している。
　ラネージュは2022年の日本上陸から1年が経ち、2023年の売上は昨年比2桁増と好調に推移する。今年は昨年を超える成長を目指す。現在の販路は、アットコスメやロフトなどのバラエティショップやオンラインストアを中心としているが、夏頃に拡大する計画で、「より全国のお客さまに手に取っていただきやすい販売網を整備する」（中村マネージャー）と述べた。

■ラネージュ：公式サイト