【R-1グランプリ】笑いを独り占め、その先に“夢”がある 番組チーフPが語る決勝見どころ

1

2024年03月09日 08:00  ORICON NEWS

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』ロゴ(C)カンテレ
 ピン芸日本一決定戦『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』がきょう9日、カンテレ・フジテレビ系で生放送(後6:30〜)され、22代目王者が決定する。ベテラン・若手・アマチュアまで入り交じるなか、爆笑&ドリームを“独占”するのは誰か。カンテレの上林翔吾チーフプロデューサーに見どころを聞いた。

【動画】独り占めに夢がある!『R‐1』熱いプロモーションムービー

 レギュレーション改定で芸歴制限が撤廃された今大会には、史上最多5457人がエントリー。ファイナリストには、(1)真輝志、(2)ルシファー吉岡、(3)街裏ぴんく、(4)kento fukaya、(5)寺田寛明、(6)サツマカワRPG、(7)吉住、(8)トンツカタンお抹茶、(9)どくさいスイッチ企画(※出番順)と、若手からベテラン、アマチュアまで多彩な9人がそろった。決勝のネタ時間も3分→4分に延び、予想を超える笑いのドラマが生まれそうだ。

 決勝審査員は、陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウが3年連続で務める。MCは霜降り明星、広瀬アリスが担う。

■カンテレ上林翔吾チーフプロデューサー インタビュー

――レギュレーション改定(芸歴撤廃、ネタ時間の変化)の意図を教えてください。予選での芸人さんや観客からの反応もあわせて教えてください。

若いスターが誕生してほしいという思いで、この3年間(2021年〜23年)芸歴10年目以内という制限を設けて開催をしてきましたが、出場してくださった皆さんのネタの完成度は非常に高く、芸歴を制限していなくても若手の方が戦えるというのを見せてくださった3年間でもあったと思っています。そこで、改めてにはなりますが、門戸を開放して、すべての方が参加できる大会にし、若手からベテランまでがしのぎを削り戦うことで、より盛り上がる大会にしたいという思いで芸歴の制限を撤廃いたしました。

ネタ時間を3分から4分に変更をしたのは、一概には言えませんが、ピン芸はたった1人なので、笑いを生み出すための準備や仕掛けに時間がかかることもあります。3分では表現できなかった、準備ができなかったことができるようになり、より笑いを増幅させることができるようになる“1分”になることを期待し、ネタ時間も変更をいたしました。

門戸を広げたことで、過去最高を大幅に更新する5457人の方にエントリーいただき、1回戦からレベルの高い戦いが繰り広げられていました。1回戦から満席になる日程もあるぐらいお客様にも注目をしていただいており、盛り上がっていると感じていただけているのではないでしょうか。

――レギュレーション変更を踏まえ、予選、ファイナリスト審査でどのような変化がありましたか?

レギュレーションは変更をしましたが、“日本一面白い、一人を決める。”という根本の部分は変わっておりませんので、選考で何か変化があったとは思っていないです。ただ、本当に出場者のレベルが高く、選考が難航するといううれしい悩みは増えたと感じています。

――「R-1には夢がない」のネタが話題にもなりました。こうした声に対し、率直に感じるところは?

『R-1』で優勝することが“夢”と思ってくださる方もいれば、『R-1』をその先にある“夢”をつかむための手段と思っている方もいるとは思いますので、ひとくくりには言えないですが、今大会だけでなく、歴代運営に携わっている者はみんな、出場くださる方に“夢”をつかんでもらうために、大会を盛り上げていきたいという思いでやっています。

――上記質問に絡め、『R-1』のピン芸ならではの賞レースの面白さ、『M-1』『キングオブコント』などとの違いを教えてください。

『R-1』は、しゃべくりでも、歌っても、小道具を使ってもOKのジャンル不問の異種格闘技。作りこまれた笑いを繰り広げたかと思えば、奇想天外なアイディアで爆笑をかっさらう方も出てくる、予測不能なところも魅力かと思います。しかもそれを1人でやってのけるというのが、めちゃくちゃかっこいいと思っています。

――「なんでも独り占めしてやれ」とアピールするプロモーションムービー制作の意図があれば、教えてください。

上述と近いですが、舞台に立つと、うまくいくもいかないも1人で背負って戦うピン芸の過酷さ、でもそれに立ち向かうかっこよさが表現されているかと思います。歴代『R-1』優勝者が星(スター)で表現されており、新たな星(スター)の誕生を楽しみにして、駆けつけてきている様子が描かれています。

――最後に視聴者へのアピールをお願いします。

レギュレーションを変更したことで、本当にたくさんの方が『R-1グランプリ2024』に挑戦してくだいました。その中から決勝に進出する9人のファイナリストは、芸歴10年目以内の方もいれば、返り咲きの方、さらには『R-1』史上初のアマチュアもいます。

決勝放送は、誰が22代目王者になってもおかしくない、予測不能でし烈を極めた戦いになると思っています。ぜひご覧いただき、大いに笑って、大いにファイナリストを応援していただけると幸いです!


動画を別画面で再生する



    ニュース設定