TARAKOさんは『ちびまる子ちゃん』そのもの 共演者・スタッフが追悼コメントを発表【報告全文】

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2024年03月09日 12:16  ORICON NEWS

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『ちびまる子ちゃん』(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
 テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00)で、主人公・まる子の声優を務めてきたTARAKOさんが3月4日未明、亡くなった。9日にフジテレビや日本アニメーションが正式に発表した。

【写真】2月には…『ちびまる子ちゃん』声優陣と元気な姿を見せていたTARAKOさん

 サイトでは「TARAKOさんは1990年1月7日に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』の初回から、34年間にわたって『まる子』役を演じていただきました。これまでの多大なるご功績に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します」と報告。

 TARAKOさんは1981年、アニメ『うる星やつら』で声優デビュー。83年には、シンガーソングライターとしてデビューした。90年より『ちびまる子ちゃん』で、主人公のまる子役を務める。代表作は、『まじかる☆タルるートくん』(タルるートくん)、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』(チビキング)など。96年、演劇集団WAKUを主宰し、舞台の脚本・演出を手がけてきた。

 2018年に営まれた『さくらももこさん ありがとうの会』では、TARAKOさんが「ありがとうの言葉」として、さくらさんへ目をうるませながら感謝の思いを伝えた。さらに「大人になって、天使になった私へ」として、天国のさくらさんにもメッセージ。「そっちはどうだい。いやいや、まだこっちできょうも絶対この辺でウロウロしているよね。きょう、桑田(佳祐)さんいるけど、しがみついたらダメだよ。一緒に歌うんだろうな。大きな声で踊りながらね。最後に、大人になって、天使になって天国に行く私へ。そっちでもたまに、まる子描いてよね。ずっとずっとどこにいても描き続けてください」と天を仰いでいた。

 以下、『ちびまる子ちゃん』共演者およびスタッフ一同のコメント含め、報告全文を掲載する。

■TARAKO氏のご逝去について(全文)

『ちびまる子ちゃん』で「まる子」役を演じ続けられてきたTARAKOさんが、3月4日(月)未明にご逝去されました。TARAKOさんは1990年1月7日に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』の初回から、34年間にわたって「まる子」役を演じていただきました。これまでの多大なるご功績に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します。

TARAKOさんが『ちびまる子ちゃん』にご出演されている最後のエピソード"「まる子、水の味がわかる?」の巻"は、3月24日(日)の1時間放送のなかでお届けする予定です。
このエピソード以外は、3月10日(日)以降当面の間、過去に放送した作品を改めてお送りいたします。
なお、後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討しているところです。

このたびのTARAKOさんのご逝去を受けての『ちびまる子ちゃん』共演者およびスタッフ一同のコメントは以下の通りです。

◆屋良有作さん(お父さん役)
「タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。
つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私達を牽引して下さいましたね。もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう!どうか安らかにおやすみ下さい」

◆一龍斎貞友さん(お母さん役)
「唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません」

◆島田敏さん(おじいちゃん役)
「胸つまる 『何だい?まる子』 言えなくて
友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句」

◆佐々木優子さん(おばあちゃん役)
「明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて...そこだけは親不孝者だよ、まる子や...」

◆豊嶋真千子さん(お姉ちゃん役)
「大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね〜」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね〜!』」

◆渡辺菜生子さん(たまちゃん役)

「TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします」

◆『ちびまる子ちゃん』スタッフ一同

「放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、"ちびまる子ちゃん"の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした。

最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。

急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった"ちびまる子ちゃん"をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。

TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」

このニュースに関するつぶやき

  • まる子の母親ってマサオくんだったのか。それはいいとしてひろしとかハマジとか特徴的な声のメンツだけど、正直他が総入れ替えでもTARAKOだけまる子やればいくらでもやり直しきいたと思う。
    • イイネ!2
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