『光る君へ』“道兼”玉置玲央「花山天皇ごめん」 裏切りシーンの撮影秘話【君かたり】

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2024年03月10日 21:01  ORICON NEWS

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大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原道兼を演じる玉置玲央の声を紹介する。

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――藤原道兼を演じて
一番最初、台本を読ませていただいたタイミングと、顔合わせの時とか序盤の印象だとものすごくひねくれた嫌われる、視聴者の方のヘイトを集める役割および役、人物だなって思っていたんですけど、第10回放送されたあとで撮影もその先まで進んでいて、年を経るにつれてちゃんと道兼なりに理由も当然事情もあって、ただ悪一辺倒じゃない、やっていることはもしかしたらすごく強烈な、残酷なことをしてきているかもしれないんですけど、ものすごく人間らしい人物なのかなって思えるようにはなってきましたね。

結構、暗中模索っていうわけじゃないですけど、道兼ってどういう人物なんだろうっていうのをずっと考えながら、かつ全然答えが見つからないまま撮影に臨んできたので、それこそ周りの共演者のみなさまが「道兼いいよね」とかって、ユースケ・サンタマリアさんとかすごくおっしゃってくれてるんですよ。だからそういうお言葉を耳にしながら、でも結局道兼ってどういう人間なんだろうって、今もなお探り続けながら感じながら演じているところではありますけど、でもやっぱりすごく人間を象徴している、この物語の中で人間を象徴している登場人物と思えるようにはなってきたって感じですかね。

――花山天皇について
自分の私利私欲とか目的とか父上から言われたこととか、兄弟間での出し抜き合いとかマウントの…現代風にいえばマウントの取り合いだったりとかっていうものの、完全にだしにしてしまっているわけで、自分の出世のためでもあるし、でも出世の面ももちろんありますけど、それこそ父上に認められたいとか、兄弟に自分の権威を示したいってことのほうが道兼に関しては強い気がするんです。だから撮影期間中はもうずっと「花山天皇ごめん」って(笑)。俳優・玉置玲央としては思いながらやっていたんですけど、でも完全にやっぱり道兼にとっては手段、駒の一つでしかないっていうのが、花山天皇への印象ですよね。
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