SNSでは、子どもならではの行動が、たびたび話題になる。日頃から神社や仏壇にお辞儀しているという当時1歳半の娘さんが、初めて見る警察官に深々とお辞儀する姿に、380万再生を超える反響があった。一方、親子で散歩中、水路側を歩いてくれるパパに対して、「あーぶないよ!」と道路の真ん中に誘導する当時2歳の息子さん。その町を見守る警察官さながらの行動に、大きな反響があった。それぞれのママさんから聞いた微笑ましいエピソードを、改めて振り返る。
【動画カット】初めて出会った2人の可愛いやり取りに「お辞儀の仕方かわいすぎん?」「お巡りさんカッコよすぎ」◆“守ってくれる存在”に敬意? 仏壇やホテルのガードマンにもお辞儀する娘さん
初めて交番の前を通り、目線を合わせてお辞儀を返してくれた警察官に対し、拍手する姿に「お辞儀の仕方かわいすぎん?」「お巡りさんカッコよすぎ」「2人とも今日も日本を平和にしてくれる」「これは可愛すぎて事件」などのコメントが寄せられた。SNSでの「警察とおともだち」という投稿には、380万再生を超える反響があった。
「祖父母とタクシーを待っている間、タクシー乗り場前の広場を歩き回っていた娘に、警察の方がしゃがんでニコニコ手を振ってくれていました。娘が警察の方に気付いて近寄り、「こんにちは」とお辞儀をしていました。この瞬間を残したいと思い、撮影しました」
頭が地面にぶつかりそうになる程の深いお辞儀をする姿に、「ほっこりした」「癒された」と多くの人を魅了した。普段から礼儀正しく、人や動物が好きで、出会う人皆に話しかけてしまうほど、活発な子どもだそうだ。
「交番の前を通ったのはこの時が初めてでした。この頃、毎日お散歩する神社で、お賽銭を入れてはお辞儀をしていました。また、参拝に来る方にもお辞儀をたくさんしていたので、その影響もあるのかもしれません。最近は、祖父母の家にある大きな仏壇に向かって、何度もお辞儀をしていたり、ホテルのガードマンさんの前でお辞儀をしていたのが印象的でした」
子育てをする中、「生後3ヵ月頃まで、ほぼ私のお腹の上で寝ていました。寝不足が一番大変でしたが、振り返れば本当に一瞬だったので、良い思い出です」と日々の成長に驚き、感動することも多いと言う。
「子どもが授からない時期が長く続き、島根県の出雲大社と玉作湯神社にお参りに行きました。1ヵ月後に奇跡的にお腹に来てくれて、コロナ禍でも無事に産まれてきた瞬間の感動は忘れられません。そんな娘も2歳になり、お喋りもたくさんしてくれて、毎日がとても楽しいです」
◆「かぎもった?」「さむいからうわぎきてね」いつもママとパパを気遣ってくれる息子さん
一方、親子で仲良くお散歩中、水路側を歩いてくれるパパに対して、「あーぶないよ!」「おっちゃうよ」「ここ!」と道路の真ん中に誘導する息子さん。必死でパパを守る2歳児の頼もしい姿に、「なんてお利口さん」「可愛いし優しい」「洞察力すごい」などのコメントが寄せられ、「水路から守ってくれる」投稿に大きな反響があった。
「普段通りの様子を撮影しようとしたら、パパが私と息子を気遣って、落ちないように水路側を歩いたのです。そしたら息子からパパを心配する声がけがあり、成長に驚きつつも、いつの間にか育まれた親子愛に微笑ましく思いながら撮影しました」
パパの脚に手をかけ、「おっちゃうよ」と誘導する姿は、まるで町や人の安全を見守るお巡りさんのようで頼もしい。
「私達が息子のことを守る行動や心配をする声がけをするのと同じように、息子も私達に接してくれます。受けた愛をそのまま返してくれるような素直な子です。出かける前には、『かぎもった? かぎかけてね。かいだんあぶないからすろーぷね。さむいからうわぎきてね。くつはこれよ』などと、大人のように気遣ってくれます」
とてもしっかりしている息子さんは、親が少し心配になるくらい普段から手がかからないそうだ。
「お調子者だけど怖がりな面もあり、危険なことに関しては人一倍敏感です。教えたことはその場で何度も確認して、次からは絶対に守るタイプです。お片付けや掃除が好きで、おもちゃを替える度に自ら片付けるなどといった几帳面さもあります。切り替えの早さはピカイチで、とてつもなく育てやすい子だなと思って日々育児をしております」
夫婦仲がギクシャクした際には、2歳児から学んだ仲直りの方法があると言う。
「息子の前ではいつも通り接していたつもりが、何か違うと察した息子がいきなり『まま、ぱぱぎゅーしたいって!』と言って私をパパの所へ連れて行き、『ままぎゅーして!ぱぱぎゅーして!』と2人を押してぎゅーさせたのです。2歳児ながら空気を読み、どの対応が現状を打破できるかを考え、行動に移した事に大変驚きました。先ほどまでの喧嘩なんてどうでも良くなり、3人でぎゅーしながら笑い合いました」