【第96回アカデミー賞】クリストファー・ノーランが監督賞!『オッペンハイマー』で頂点を極める

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2024年03月11日 11:11  cinemacafe.net

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クリストファー・ノーランPhoto by Kevin Winter/Getty Images
第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、監督賞に『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーランが輝いた。同賞候補になるのは『ダンケルク』に続き2度目で、今回が初の受賞となる。

常に「映画館の大スクリーンで堪能できる作品づくり」を追求し続け、映画表現の地平を塗り替えてきたノーラン監督。『オッペンハイマー』では、さらなる高みを極め、オスカー前哨戦である第81回ゴールデングローブ賞、英国アカデミー(BAFTA)賞、全米監督協会賞(長編映画監督賞)などでも監督賞を受賞していた。

今回は、2006年のピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「オッペンハイマー:『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの視点で語られるシーンを、脚色としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現し、感情を揺さぶる抽象的なイメージとモンタージュされている。同時に、第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物ルイス・ストローズを中心とする場面は、モノクロ映像で描き分けた。

また、撮影賞を受賞したホイテ・ヴァン・ホイテマとともに、IMAX65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラを組み合わせた最高解像度の撮影を敢行。本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影も実現させた。

受賞コメント
ありがとうございます。
多くの人たちのおかげでここに来れました

ユニバーサルスタジオ この作品について、可能性について気づいてくれてありがとうございました。
この本の原作者にも感謝を示したいと思います。

素晴らしいクルー、スタッフのおかげです。
また私を信じてくれて感謝します。

映画というものは100年以上の歴史、100年にわたってさまざまなことがありましたが
この素晴らしい旅路はどこへいくのでしょうか。私がその一翼を担えたことに感謝しています。

『オッペンハイマー』は、3月29日(金)から全国公開。全国のIMAX劇場50館で同時公開される。







(シネマカフェ編集部)

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