萩原利久、主演・杉咲花のバディ役で出演 映画『朽ちないサクラ』主要キャスト・キャラクタービジュアル解禁

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2024年03月12日 12:01  デビュー

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デビュー

映画『朽ちないサクラ』主人公・森口泉を演じる杉咲花 キャラクタービジュアル(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
 俳優の杉咲花が主演を務める映画『朽ちないサクラ』(6月21日公開)において、杉咲演じる主人公・泉を取り巻く警察官役で、萩原利久、豊原功補、安田顕の出演が明らかとなった。

【写真】満開のサクラの下にスーツ姿で佇む萩原利久

 「孤狼の血」、「佐方貞人」、「合理的にあり得ない」など数々のシリーズが映像化されている、大藪春彦賞作家の柚月裕子の小説「朽ちないサクラ」(徳間文庫)が、主演・杉咲花にて実写映画化され、6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国にて劇場公開。そしてこの度、主要キャスト、特報映像、キャラクタービジュアルが解禁された。

 同作は柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作で、主人公は県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計27万部を刊行する人気シリーズとなっている。

 主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは、『市子』『52ヘルツのクジラたち』『片思い世界』と、主演映画が続く若手随一の演技派として絶大な信頼を集める杉咲花。単独主演作となる同作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現し、観客の目を釘付けにする。

 メガホンをとるのは、『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)の監督にも抜擢された注目株・原廣利。「ウツボラ」(23年/WOWOW)や撮影監督も務めた「日本ボロ宿紀行」(19年/テレビ東京)など多くのドラマ作品を演出し、長編映画は同作が第2作となる。警察×サスペンス×ミステリーという王道のエンタテインメントに洗練されたノワールの味付けを施し、主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として見事に仕立ている。

 そしてこの度、杉咲演じる主人公・泉を取り巻く警察官役で、本作の主要キャスト3人が解禁。

 泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一役には、主演作「美しい彼」シリーズでブレイクした萩原利久が決定。泉への好意をポケットに隠しつつ、泉の調査を献身的にサポートする好青年役で、フレッシュな魅力を放っている。そして、一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介役には豊原功補。泉の上司で元公安の富樫俊幸を演じる安田顕は、贅肉を削ぎ落としたいぶし銀の演技で魅了。静の富樫と動の梶山というコントラストが、2人のベテラン俳優の迫真の演技によって生み出されている。

 この豪華キャストと同時に解禁されたキャラクタービジュアルでは、今回の一連の事件のキーワードとなる美しい満開の「サクラ」の中で不穏な表情で佇み、それぞれの心の葛藤と後悔の念を感じさせるキャッチコピーが添えられている。杉咲演じる泉は「信じてあげられなかった」、萩原演じる磯川は「大切な人を巻き込んでしまった」、豊原演じる梶山は「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、安田演じる富樫は「許される日がくるとは、思っていない」、このキーワードがストーリー展開に大事な意味を持ち合わせているという。同ビジュアルは、一年前の2023年3月末に撮影現場の満開の桜の下で撮影された。

 さらに今回、特報映像にて本編映像も初解禁。冒頭のナレーション「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」で始まる映像は、事件の真相に迫れば迫るほど翻弄されていく登場人物たちの切迫し、感情がかき乱される様を映し出している。さらには、水に落とされ水しぶきが響き渡る女性らしき人、テロと思われる騒然とした事件現場に立ちすくむ男性の後ろ姿、そしてマントを被った人物に頭を掴まれ水に叩き込まれる人のシーンから、複雑に絡み合ういくつもの不可解な事件と触れてはいけない大きな闇の存在を感じさせる。この事件の真相の先にある、答えとは――。

【追加キャスト・監督 コメント】
■磯川俊一 役/萩原利久 コメント
磯川俊一役を演じました萩原利久です。
今回作品を通じて、モノや景色、起こる1つ1つの出来事に対して、当事者なのか部外者なのか、はたまた環境なのか立場なのか、主観客観、人間社会において様々な視点を感じました。自分自身も演じた当時と今とでは全く異なる見え方に変化していることもあるかもしれません。でも、自分なりに向き合った現場で演者として身体で感じた緊張や刺激は鮮明に残っています。素晴らしい経験をさせてもらい、今もいき続けています。
1人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
▼プロフィール:
1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。
主な出演作にドラマ「美しい彼」(MBS)、「月読くんの禁断お夜食」(テレビ朝日)、「真夏のシンデレラ」(フジテレビ)、「たとえあなたを忘れても」(ABC)、映画『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(23)、『おとななじみ』(23)、『キングダム運命の炎』(23)、『ミステリと言う勿れ』(23)など。

■梶山浩介 役/豊原功補 コメント
個々において大切にする思いと組織の論理。誰もが一個人であるはずが一体どこから権力と同化し真実を濁らせてしまうのか。人間の営みと社会の構造、つねに私の心にも横たわる深い問いがこの物語に描かれています。
私が演じた梶山という男もまた警察という大きな組織の一員でありますが、このひとりの人間が生きる矜持と生きる問いを共に感じ、胸に携えて撮影に臨んだつもりです。
本当のことはいつも見えづらくて、本当の言葉はいつも喉に詰まってしまいそうになるけれど、それでもしっかりとまっすぐな瞳でいることの強さを心に残してもらえたらと願っています。
プロフィール:
1965年9月25日生まれ。東京都出身。
主な出演作に映画『ヤクザと家族 The Family』(21)、『さかなのこ』(22)、『キリエのうた』(23)、『福田村事件』(23)、WOWOWオリジナルドラマ「TOKYOVICE」(22)など。シンセカイ合同会社を2018年に設立。第1回プロデュース作品に『ソワレ』(20)がある。

■富樫俊幸 役/安田顕 コメント
試写でこの映画を拝見したとき、その面白さに唸りました。
登場人物の入り乱れる感情、秘める思惑、そして抱く決意。
様々な表情が垣間見える作品です。
これらの点が線となったとき、皆様の目に見えるもの・胸に届くものは異なるかと思います。その一方で、どのように届くのかが興味深いほど、この作品の受け取り方には数えきれない色があると感じています。
原作・脚本・演出・出演者の皆様、何拍子も揃った臨場感を十分に味わえる仕上がり。
原監督の手腕に脱帽です。
是非、劇場でご覧ください。
▼プロフィール:
1973年12月8日生まれ。北海道出身。
主な出演作にドラマ「下町ロケット」シリーズ(TBS)、「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ)、映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(18)、『愛しのアイリーン』(18)、『私はいったい、何と闘っているのか』(21)、『とんび』(22)、『ラーゲリより愛を込めて』(23)、『アントニオ猪木をさがして』(23)など。

■原廣利 監督 コメント
原作を最初に読んだ時に感じた見えない不穏な「空気」「匂い」がとても印象的でした。
春の「サクラ」を魅せる事で登場人物たちに纏わる「空気」と「匂い」を感じて欲しいと思い全力で撮影しました。
それぞれの「正義」が交錯する時に、物語は大きく動き出します。
今回情報解禁になった、安田顕さん、萩原利久さん、豊原功補さんのそれぞれが目にする「正義」にもご注目下さい。
杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優部、スタッフと共に「朽ちないサクラ」を創り上げられた事を本当に誇りに思います。
▼プロフィール:
2011年BABEL LABEL加入。
ドラマ「日本ボロ宿紀行」(19/TX)では監督に加え撮影監督を務める。以降、「八月は夜のバッティングセンターで。」(21/TX)、「真夜中にハロー!」(22/TX)、「ウツボラ」(23/WOWOW)などを演出。『帰ってきた あぶない刑事』(2024年5月24日)の公開も控える。

【作品概要】
『朽ちないサクラ』
6月21日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開

≪物語≫
「疑いは絶対に晴らすから」
そう言って立ち去った親友は、一週間後に変死体で発見された――
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に、神社の長男に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑い、身の潔白を証明しようとした千佳は、1週間後に変死体で発見される。自分が疑わなければ、千佳は殺されずに済んだのにーー。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。

出演:杉咲花 萩原利久 豊原功補 安田顕
原作:柚月裕子「朽ちないサクラ」(徳間文庫)
監督:原廣利
脚本:我人祥太 山田能龍
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
制作プロダクション:ホリプロ
製作:映画「朽ちないサクラ」製作委員会(カルチュア・エンタテインメント、U-NEXT、TCエンタテインメント、徳間書店、ホリプロ、ムービック、nullus)

(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
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