菅田将暉×黒沢清監督『Cloud クラウド』古川琴音・奥平大兼・岡山天音・荒川良々・窪田正孝が出演

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2024年03月13日 12:00  ORICON NEWS

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主演:菅田将暉×監督・脚本:黒沢清、映画『Cloud クラウド』古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝の出演発表(C)2024 「Cloud」 製作委員会
 俳優の菅田将暉が主演する、黒沢清監督・脚本の『Cloud クラウド』(9月公開)に、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝の5人がメインキャストとして出演していることが明らかになった。奥平、荒川は、菅田と初共演、古川はドラマ『コントが始まる』、岡山は『笑いのカイブツ』、窪田は『銀魂2 掟は破るためにこそある』以来の共演となり、黒沢清監督の演出をうけるのは、菅田と共に全員初となる。

【画像】出演者のキャラクターカットを1枚ずつ

 本作は、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。主演の菅田将暉は、「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じる。そんな転売で稼ぐ吉井の仕事が軌道に乗り出した矢先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの「日常」が壊されていく……。

 吉井の謎多き恋人「秋子」役を演じる古川は、菅田との共演、そして大学の先輩にあたる黒沢監督の現場を経験し「不思議な後味の残る作品で、題名の『Cloud』が指す意味を考えながら、何度も台本を読みました。私が演じた秋子も、始終違和感の付きまとうミステリアスな役だったので常に手探りでしたが、現場で黒沢監督とやり取りしながらその陰影をつけていき、その過程を楽しみながら、感覚を研ぎ澄ませて演じました」とコメント。

 吉井に雇われたバイト青年「佐野」役を演じる奥平は、本作の出演にあたって「黒沢監督の演出の元、自分で佐野を表現する事が難しい時もありましたが、同時にとても楽しく、自分の中ですごく勉強になった現場でした。共演させていただいた先輩方とお芝居するのも、お芝居を見るのもとても楽しくて、短い時間でしたが濃密な撮影期間を過ごせたと思います」と感想を述べている。

 ネットカフェで生活する男「三宅」役を演じる岡山は、主演の菅田とは10代の頃から親交があり、自身の主演作『笑いのカイブツ』でも共演。今回の出演に際して「菅田さんをはじめ、尖った個性を持つ皆さまとの共演、とても興味深い経験でした。黒沢監督の世界に閉じ込めてもらえた事、夢うつつを行き交うような撮影の日々は、今思い返しても少しだけ宙に浮いていたような奇妙な時間で、とても思い出深いです」と振り返っている。

 吉井が働く工場の社長「滝本」役を演じる荒川良は、今作への出演に関して「実はまだ作品が完成してないので観てないのですが…初めての黒沢組参加です!皆さんご存知かと思いますが名前に黒が入ってますね。で名前は清です。不思議ですね…そう!まさにこの映画『Cloud』です。あー!デッカいスクリーンで早く観たい!!」と期待感を表した。

 そして、吉井を転売業に誘う先輩「村岡」役を演じる窪田は、「黒沢監督が描く人間の悍(おぞ)ましさに寒気がしました。ストレス、ほんの些細なキッカケで人は簡単に悪意にのみ込まれる。ネットやSNSでは顔も感情も隠せるし、文字や数字の羅列だけで、知らない間に人の気持ちを踏みにじってるかもしれない。現代人の心の問題を、鋭い切れ味で教えてくれる映画だと思います。ぜひ劇場で体感してもらいたいです」とコメントを寄せた。

 あわせて解禁されたキャラクター写真は「全員が《何か》に対してガンを飛ばしている」写真に。彼らが《何か》を見ているのか?《何か》に見られているからガンを飛ばしているのか…。役者陣の化学反応によって、どのような物語が展開するのか、気になるビジュアルとなている。
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