世界的バレエダンサー・上野水香が、『第72回 舞踊芸術賞』(東京新聞制定)を受賞することが決定した。
【写真】上野の代表作「ボレロ」 舞踊芸術の向上発展に寄与し、近年最も顕著な功績を上げている舞踊家、あるいは技術いよいよ円熟の境地に達した舞踊家に贈られるこの舞踊芸術賞。上野にとって、令和3年度(第72回)文化庁 芸術選奨舞踊部門 文部科学大臣賞、また、昨年秋に受章した令和5年 紫綬褒章に続く快挙となった。
東京バレエ団でゲスト・プリンシパルという新たな地位で踊り続けている上野の代表作は「ボレロ」。20世紀を代表する世界的振付家 故モーリス・ベジャール氏から日本人女性として初めてこの「ボレロ」という作品を踊ることを許され、故モーリス・ベジャール氏から直接「ボレロ」の指導を受けた最後のダンサーとなった。
その活動はバレエだけに留まらず、自身がプロデュースするブランド“piuprima di mizuka”からは新たに美容液『チャームローズセラム』が3月15日から新発売されるなど、異なるフィールドにも活躍の場を広げている。
日本のバレエ界で20年以上にわたってトップとして踊り続け、いまなお世界中のダンサーから共演を熱望されている日本が世界に誇るバレリーナ。舞踊40周年のメモリアルイヤーを迎えた上野水香の本年の受賞は まさに彼女が日本のバレエ界を牽引する存在であることを意味している。
授賞式は4月25日に東京・如水会館にて開催予定。