AKB48の3人が新姉妹グループ「KLP48」移籍へ　マレーシア・クアラルンプール拠点

　アイドルグループ・AKB48が17日、横浜・ぴあアリーナMMで『AKB48 春コンサート2024 in ぴあアリーナMM 昼の部〜未来が目にしみる〜』を開催し、メンバーの行天優莉奈、黒須遥香、山根涼羽がマレーシア・クアラルンプールを拠点とする新たな海外姉妹グループ「KLP48」に移籍することがサプライズ発表された。

【ソロ写真】同日には…19期生がお披露目された！

　今年1月1日に発足を発表したマレーシア初の姉妹グループ・KLP48は、8月のデビューを目指し、現在は全世界を対象に1期生募集オーディションを開催中。3月31日までエントリーを受け付けている。

　コンサート終盤、LEDビジョンに「特報」の文字が映し出されると、KLP48の1期生として、行天優莉奈、黒須遥香、山根涼羽の3人が移籍することが発表された。久しぶりの海外姉妹グループ移籍発表となり、会場は「エー」とどよめきに包まれた。

　移籍が発表された3人がそれぞれあいさつし、黒須は「私は約7年間、AKB48としてさまざまな経験とか気持ちを味わってきて、ここからもここの場所でいろんな経験をしたり、いろんな景色を見るっていう選択肢もあったんですけど、ここまで自分なりに全力で活動してきたからこそ、そして皆さんの応援を無駄にしてしたくないからこそ、今回、新しい環境に一歩踏み出して頑張るっていう選択をしました」と説明。

　「海外での活動や1期生としてグループを作っていくっていうのは、初めての経験でワクワクしています。応援してくださる皆さんとは物理的な距離は離れてしまうんですけど、心はずっとそばにいるので、これからも一緒にもっと大きな世界を見ていきたいなって思います。KLP48をやるからにはKLP48のセンターになるぞっていう、いや、世界の黒須になるぞっていう気持ち」と意気込みを伝えた。

　行天は自身の名字にちなみ「今の発表できっと皆さんびっくり仰天してくれたんじゃないかなってすごい思うんですけども」と笑いを誘いつつ、「AKB48は私の青春全てだったし、捧げてきたもので、今度の4月3日で加入して10年になります。やっぱり私は歌って踊ることがすごく大好きで、これからもたくさん歌って踊っていきたいなって思っていますし、その中でアイドルとして、アイドル人生として最後の新しい挑戦をこのKLP48にかけていきたいなと思います」と気合十分。

　「新しくできるマレーシアにできるグループにAKB48の魅力を伝える架け橋になれたらいいなと思っています。物理的には遠くなってしまうかもしれないんですけれど、これからも皆さん応援をよろしくお願いします」と伝えた。

　山根は大粒の涙をこぼしながら「移籍させていただくことになりました。泣いてるんですけど、自分で真っ直ぐな気持ちで決めたんですけど、いざ発表されるとちょっと寂しいなっていう気持ちも出てきちゃった」と目を真っ赤に。「大切なAKB48とメンバーと離れるのはすごく寂しいんですけど、腹くくって決めたので、AKB48がAKB48を超えるくらい大きなグループにして、自分自身も大きくなって、グループを引っ張っていける存在になれるように頑張ります」と決意表明した。

　この日、4代目AKB48グループ総監督に就任したばかりの倉野尾成美も涙ぐみながら「驚いた方がいると思いますし、メンバーみんなも急な発表で驚いたと思うんですけど、やっぱり海外で活動するっていうのは、寂しかったりもすると思うし、言語の壁とかも最初はあると思うし、大変なことだと思うんですけど、でもみ一人ひとりの思いだったり、決意を今日ここで聞けてすごく笑顔で送り出したいなと思った」とエール。「距離は離れてしまうけど、みんなで応援しているので、KLPに行っても頑張ってね」と応援した。