「“イタい”と評判」法律のない『行列のできる相談所』問われる番組の存在意義

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2024年03月17日 19:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

弁護士の姿が消えた『行列のできる相談所』(日本テレビ公式サイトより)

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 とあるお昼の情報バラエティー番組のトピック……ではない。人気番組、いや人気だった番組の最近の内容である(公式サイトより引用)。

消えた「法律」の文字

『行列のできる相談所』(日本テレビ系)。かつては番組の根幹として入っていたフレーズは、現在では外されている。

当初は『法律相談所』という番組タイトルどおりに、“こういった場合の損害賠償額は?”“慰謝料はもらえるか?”といった日常で起こったトラブルに対し、弁護士が法的な見解を述べるというものでした。橋下徹さんをはじめ、丸山和也さん、北村晴男さんなどは出演をきっかけにメディアで人気の弁護士となっていきました」(制作会社関係者、以下同)

 現在、番組名に「法律」の文字はない。

「'21年10月に番組名から正式に外れ、『行列のできる相談所』に変更されました。とはいえそれ以前から、タイトルロゴからは“法律”が外されていたり、番組内容自体、かつてメインだった法律相談が10分程度しかなくなるなど、申し訳程度に法律問題を扱うといった形になっていました」

利用しているのか、されているのか

 直近数回の番組内容は、冒頭のとおり。

「番組タイトルから法律が外された後も、“史上最強の弁護士軍団”として北村さんや本村健太郎弁護士などが出演していましたが、最近は弁護士自体が出ていませんね」

 最高視聴率は35・3%('07年8月19日放送回)。平均世帯視聴率でも15%台を連発していた日テレが誇るコンテンツだったが……。

ここ最近は6%程度まで下がっており、改編期のたびに打ち切りが話題になっていますね。放送開始は'02年。もう20年以上続いている長寿番組ですから、時代に合わせてリニューアルしていくことは当然。ただ、そのやり方、内容が……」(芸能プロ関係者、以下同)

 番組から法律がなくなって以降、

「最近でいえば元フィギュアスケート選手の村上佳菜子さんの結婚発表、また『24時間テレビ』のマラソン走者の発表などもそう。タレント個人の出来事や番組宣伝のための内容になっていることが少なくない印象です

 番組側が利用しているのか、逆に利用されているのか。その存在価値は……。

「ほかにも、やす子さんには漫画家、フワちゃんにはプロレスでそれぞれデビューさせたり。今数字が取れる人を使って何かをさせる安易な企画を連発。その中で数字が取れたものを“その後”として引っ張る展開は、ほかの番組制作関係者からは“イタい”と評判ですね。村上さん夫婦の“その後”を追いかける気も満々です。

 また、数字が取れるといわれるグルメ紹介を中心に据えるのは、安易というか、もはや思考停止に近いのではないでしょうか」

 法律のなくなった世界。そう考えたら、末路は……。

このニュースに関するつぶやき

  • 久々に本文フルで読んで良かったと思ったmixiニュース……実際はニュースでも何でも無いただの悪口でしたwwww(このヒドさが1周まわってチョット面白い)
    • イイネ!1
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