佐野勇斗「今回の役は挑戦的」　映画『六人の嘘つきな大学生』3人目の大学生キャストに

　映画『六人の嘘つきな大学生』より、浜辺美波、赤楚衛二に続く3人目の大学生キャストとして、佐野勇斗の出演が発表された。併せて、浜辺、赤楚、佐野の笑顔と無表情の対比が印象的な“裏表ビジュアル”も解禁された。

【写真】浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗が笑顔と無表情に！　映画『六人の嘘つきな大学生』裏表ビジュアル

　原作は、2021年に刊行されるやいなや「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめさまざまなランキングを席巻、現在までに累計40万部を突破している浅倉秋成による同名のヒット小説。

　就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった6人の「嘘」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収される“青春ミステリ”要素を圧倒的なクオリティで掛け合わせ、大気を博している小説を映画化。佐藤祐市がメガホンを取り、脚本を劇団「東京マハロ」主宰・矢島弘一が務める。

　浜辺美波が演じるのは、早稲田大学社会科学部の学生で、洞察力に優れた主人公・嶌衣織（しま・いおり）嶌と第二次面接で出会う立教大学経済学部の学生で、そのまっすぐな性格で6人の中のムードメーカーとなる波多野祥吾（はたの・しょうご）を赤楚衛二が演じる。

　このたび、3人目の大学生キャストが解禁。慶応義塾大学総合政策学部の学生で、フェア（公平）を愛し、冷静かつ的確なリーダーシップを執る九賀蒼太（くが・そうた）を佐野勇斗が演じる。

　「もともとミステリー的な作品がすごく好きなので、原作はめちゃくちゃ面白くて一日で読んでしまいました」という佐野。「これまで優等生の役はあまり演じたことがなかったため、今回の役は挑戦的でしたが、九賀のまっすぐさは自分とも共通する部分で、共感しながら演じられました。そのまっすぐさがどこに向かうのかは…」と意味深コメントも。

　そして「『六人の嘘つきな大学生』には犯人へのヒントが沢山隠されているので、1回目は犯人が誰なのかを考察しながら楽しんでいただきたいです。そして、2回目はその犯人がどんな芝居をしているかを、更に3回目は、もっと細部まで…という形で、3回以上観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。

　プロデューサーの稲垣優は、「この原作を映像で表現する上で、『九賀蒼太を誰が演じるのか？』は重要なポイントでしたが、これまでのTVドラマや映画の出演作で、二面性のあるキャラクターを演じる経験の多かった佐野勇斗さんには、安心して九賀役をお任せすることができました」と明かす。「しかし、撮影を通して我々製作陣を驚かせたのは、佐野さんの発案で演じられた、あるシーンでの九賀の『第三の顔』。それは、おそらく公開まで明かされることは無い映画ならではの大きな見どころになっておりますので、公開後のお楽しみとして、ぜひスクリーンで見届けていただきたいと思います」と続け、佐野さんだからこそ表現できる、唯一無二の魅力を放つ『九賀蒼太』に是非ご期待ください」とメッセージを送った。

　併せて解禁された浜辺・赤楚・佐野の“裏表ビジュアル”では、就職活動には欠かせない証明写真風の写真が2点並んでおり、さわやかな笑顔が印象的なビジュアルと、笑顔を封印し、憂いに満ちた意味深な表情が印象的なビジュアルとなっている。

　なお、キャスト続報は4月1日5時解禁予定。

　映画『六人の嘘つきな大学生』は、11月22日全国公開。