TOBE初コンサートは“HERO”の心構え感じる公演に! TOBE familyはきっと世界中を元気にしてくれる<レポート>

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2024年03月18日 14:10  クランクイン!トレンド

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クランクイン!トレンド

Number_i 「to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜」の様子  (C)TOBE Co.,Ltd.
 TOBE所属アーティストが集結する初のコンサート「to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜」が、3月14日(木)から3月17日(日)にかけて東京ドームで開催された。4日間で22万人を動員した本公演には、三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、大東立樹らが出演。今回は、Prime Videoで“世界同時配信”されたことでも話題となった最終公演をレポートする。(文=菜本かな)

【写真】北山宏光はド派手に! 三宅健はアイドル力感じるパフォーマンス! 「to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜」ライブの様子

■“世界同時配信"から見えた滝沢氏のSNS戦略

 3月17日(日)、17時30分にPrime Videoにて“世界同時配信”がスタートすると、Xで「#TOBE0317世界へ」というワードがトレンド入り。会場にいるファンも、配信を待機していたファンも、一体となって彼らを全力で盛り上げる。そして、グループカラーのピンクを基調とした衣装に身を包んだIMP.がステージに上がると、会場のボルテージはMAXに。まず、彼らが披露したのはデビューシングルの「CRUISIN’」。トップバッターのIMP.のしゃかりきなパフォーマンスを見て、TOBE所属アーティストの完成度の高さを突きつけられたような気分になった。

 期待値が上がりまくっている中、次に登場したのが“先輩組”の北山宏光。ポップコーンを食べながら「いる? あげなーい」なんてキュートな表情を見せている北山に「かわいい!」と癒やされていたら、いきなりド派手なバイクが会場に現れる。乗っているのは、サングラス姿の北山。2ndシングル「JOKER」を歌いながら、颯爽と東京ドームを駆け回る姿に圧倒された。

 その後は、青いライトが灯され、三宅健が登場。デビュー時から容姿が変わらないことから、“奇跡の40代”と称されることも多い三宅だが、その若々しさはビジュアルだけではない。連続してダンス曲を披露した後のMCコーナーで、まったく息が上がっていないのに驚かされた。そして、「俺たちも会いたかったよ。ずっとみんなに会いたくて、会いたくて…」とファンに対して真っすぐに愛を伝える姿。TOBEの最年長のアイドル力を再確認した。

 そしてこの日一際大きな歓声が上がったのが、Number_iの登場シーン。天井から出てくる演出は、歌詞に“てっぺん”というワードが入った楽曲「FUJI」にリンクしていてカッコ良い。高みを目指す若者たちの熱い思いを歌った同曲を、Number_iは黒づくめの衣装でクールにパフォーマンスした。平野紫耀と神宮寺勇太がサングラスをつけていたため、ギラギラ要素が強いように感じたが、その後のMCコーナーではいつも通りの3人のわちゃわちゃした姿が。このギャップに、ファンは惹きつけられるのだろうなと感じた。

 そのほか「Rain or Shine」や「GOAT」など、“魅せる”パフォーマンスが多かったNumber_i。しかし、アンコールで歌唱した「GOAT」では、平野が「歌割り変えちゃおっかな。紫耀くんルーレット!」と言い出し、岸優太と神宮寺の“Wゆうた”が振り回される場面も。

 笑いあり、ときめきありの約2時間半。この日、TOBE familyは全部で32曲を披露した。Prime Videoで配信された動画は、英語の字幕が選べたりと、世界を見据えていることが伝わってきた公演だった。

■ライブを通して見えたTOBEの“family感”

 これまでもYouTubeで配信された『とべばん』やABEMAの『TOBEの夏休み。』などを通して、所属アーティスト同士が絡んでいる場面を見ることはあったが、ステージ上でともにパフォーマンスをしているところは、一段と“family感”が際立つ。

 最初に「familyっぽい…!」と感じたのは、Number_iのメンバーが、新グループのwink firstとトークをしていた場面。平均年齢11.6歳と初々しいwink firstはちょっぴり緊張気味だったが、神宮寺が優しい声で5人を紹介していき、平野と岸が「完璧!」「フレッシュ!」と合いの手を入れながら盛り上げていく。すると、5人もだんだんステージに慣れてきたのか、その後は堂々としたパフォーマンスを披露。この場面を通して、Number_iの“お兄ちゃん力”を感じた。

 また、中盤のダンスコーナーでは、Number_iの神宮寺が、IMP.の鈴木・影山・松井・横原と一緒にロボットダンスを披露。普段はなかなか見ることができない異色のコラボを楽しめるのも、本公演の醍醐味。三宅とNumber_iの岸は、2人で激しいロックダンスで魅せた後、お互いを称えるように熱いハグをして、固い握手を交わしていた。

 そして、全員で歌唱した楽曲「Be on Your Side」。Number_iの3人が作詞を担当したこの曲は、「to HEROes Project -Act for HOPE- 」プロジェクトのテーマソング。楽曲の利益は、「令和6年能登半島地震」被災地の子どもたちのために届けられる。<僕は背中を押すよ この声で>など力強いメッセージが込められた「Be on Your Side」を、目の前のファンに、そして画面の奥にいるファンに、届くように思いを込めて歌っている彼らを見て、TOBE所属アーティストたちは“HERO”としての心構えを持っていると感じた。

 公演タイトルにもある“HERO”というワード。最後のあいさつでも、IMP.の佐藤新が「僕たちが、みんなにとってのHEROになれましたか?」とファンに問いかける場面があった。そして、北山は「僕たちのエンタメで、みんなを笑顔にしていきたい」と宣言。TOBE所属アーティストは、きっと日本中、世界中の“HERO”となり、エンタメの力でわたしたちを元気にしてくれる。そう確信した公演だった。
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