笑いのセンスと料理の腕が良すぎる「オカンの弁当」が話題　豪快な弁当の数々に「最高」と爆笑　投稿者に話を聞いた

　SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は人々を笑いの渦に巻き込んだ「オカンの豪快な弁当」について、X（旧Twitter）ユーザーのまっこいさんに話を聞きました。

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●笑いのセンスと料理の腕が良すぎる「オカンの弁当」が話題

　まっこいさんが「俺が高校生の時にオカンに作ってもらってた弁当見てほしい」とXに投稿したのは、豪快でユニークな弁当の数々を撮った写真でした。

　どんなお弁当なのかと言うと、ご飯と目玉焼きや卵焼きといった卵料理しかないお弁当、ご飯と約10個のシュウマイしか入っていないお弁当、ケチャップライスやトマトなど赤色しかないお弁当など、どれもインパクト抜群な内容となっています。こんなお弁当、見たことない……！

　個性的でダイナミックすぎるお弁当は、Xで約3000件のリポスト（リツイート）、約4万件の“いいね”を獲得。「最高」「卵しかないw」「斬新w どうやって食べろとw」「成長してると思ったら急にトマトの群れ草」などの反響を集めました。

　ねとらぼ編集部では、まっこいさんにそんなお弁当を作ってもらっていたときの気持ちや、周囲の反応などについて聞きました。また、他の「オカンの豪快な弁当」の写真も新しく提供してもらいました。その驚きの中身とは――。

●「弁当箱を開けるとトウモロコシとご飯だけだった」

――高校生時代、お母さんが作ってくれたのはいつも豪快なお弁当だったのでしょうか。

まっこいさん：月1〜2回忘れたころに、とんでもない弁当を何も言わず作ってくれていた記憶です。「ウケたい欲」がめちゃくちゃ強いオカンなので、今思うといろいろネタを考えてたのかなと思います。

――当時はユニークなお弁当をどのように感じられていましたか。友だちやクラスメイトからの反応も気になります。

　味は死ぬほどうまいので、食う分には良かったです。でも、マラソン大会や体育祭などのイベントのときに変な弁当を作られることが多く、なかなか疲れました。マラソン大会の後に弁当箱を開けると、トウモロコシとご飯だけだったときはかなり恨みました。

　他のクラスの子たちも見に来るぐらいウケて、違う学校の友だちにまでその話が広まっていました。

――投稿がバズった際の心境について教えてください。

　オカンもウケて喜んでいると思います。自分がうれしいというより、オカンがウケてるのがうれしいですね。

　リプライでは否定的な声もあったのですが、オカンとめちゃくちゃ仲良いし、普段の飯は死ぬほどうまいです。ネットのコメントって、ホンマにアテにならないものも多いなとも思いました。

●卒業式の日のお弁当はちょっぴり感動的

　どれも目を疑うようなお弁当ですが、背景にはお母さんがまっこいさん曰く「『ウケたい欲』がめちゃくちゃ強い」ことと、そしてなによりそんなお母さんとまっこいさんの良好な関係性があったことが分かります。

　まっこいさんに今回、提供してもらったお弁当の写真もこれまたユニーク。1つは弁当箱を開けると、食パンやハム、レタス、チーズ、マヨネーズなど入っており、自分でサンドイッチを作らないと食べられないお弁当です。これはお弁当と言うのか……！

　もう1つは卒業式の日に作ってもらったお弁当。卵とハムを花束に見立てた料理が敷き詰められ、その真ん中にはラッピングされたシンガーソングライターのGACKTさんの写真が置かれています。GACKTさんさんの卒業式ソング「野に咲く花のように」を踏まえたものとみられ、笑いを誘いつつちょっぴり感動させるサプライズですね。

　ちなみに、まっこいさんはお母さんのご飯からインスピレーションを受けて作った曲をYouTubeで公開しています。

画像提供：まっこいさんさん