義母のお知り合いからのお届け物を預かり、それをまた届ける日々に、私はついに我慢の限界がきました。
「別に家にいるときに受け取って、暇なときに渡しに行くだけだろ? それくらいたいしたことなくない?」と夫はカンタンに言いますが、その言い方にもまた腹が立ちました。預かったものによっては、こちらも忙しい合間をぬって急いで届けないといけないモノ(生花とか、お肉とか、足の早いモノ)だってあるのです。しかも回数が多すぎます。そんなことを言うなら、自分の親のことなのだから息子である夫が届けにいったらいいとすら思うのです。
義母宛の荷物を受け取って、義母がいるときに渡しに行く。たしかにそこまで時間のかかることではありません。だけどその「ちょっとしたこと」が続いていて、本当に負担なのです。「母さんと会うと話が長いんだよな〜」と面倒くさそうに夫は言いますが、現にその相手をいまさせられているのはこの私なのです。自分がやりたくないことを妻はやって当たり前かのように言う夫にゲンナリします。 それに、夫の提案はその場しのぎばかりでどれも根本的な問題解決にはなっていないのです。
夫はいつもこんな感じです。お喋り好きで、話し出すと止まらない義母を苦手としています。だったら義実家の近くになんて住まなきゃいいのに……と思いますが、そこは「長男だから」という謎の使命感が働き、義実家の近くに家を建ててしまったのです。
|
|
義両親は悪い人たちではありません。この頻繁なお届け業務さえなければ、徒歩5分の距離に住んでいても、まったく問題がないのです。肝心の夫は、私のストレスをまったく理解してくれず、自分の母親なのに逃げ腰です。夫はあてにならなさそうなので、他に回避できる方法を考えないと……私は頭を悩ませるのでした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・石井弥沙