スーパーフォーミュラSF23を使用した⾃律⾛⾏レースが4月27日にアブダビで開催へ

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2024年03月19日 17:50  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラSF23に⾃律⾛⾏ソフトウェアとアルゴリズムを搭載し技術を競うA2RL
 3月19日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション(JRP)は、パートナーシップを締結しているASPIRE(アスパイア)が⾃律⾛⾏⾞とAIの研究開発を通じて⽴ち上げた中東初の⾃律⾛⾏レースリーグ『Abu Dhabi Autonomous Racing League(アブダビ・オートノマス・レーシング・リーグ/A2RL)』を4⽉27⽇にアブダビで開催することを決定し、⼀部詳細を発表した。

 アラブ⾸⻑国連邦アブダビにおける研究開発戦略を決定し、効率的な投資のために資金を集約し、政策・規制を推進する役割を担うUAE先進技術研究評議会(ATRC)。その組織でプログラム開発を担うアスパイアが立ち上げたA2RLは、ダラーラ製スーパーフォーミュラマシン『SF23』を使用して行われる自動運転レースシリーズだ。

 交通安全に貢献する技術開発を⽬的としたA2RLは、コンピューター科学者やプログラマー、エンジニアが主役となる。レースではアスパイアが準備する⾞両とベースソフトウェアに、それぞれのチームが追加搭載する⾃律⾛⾏ソフトウェアとアルゴリズムを開発し、その技術を競う。

 JRPによると、4⽉27⽇にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで実施されるA2RLの決勝レースには世界中から8チームが参戦し、224万ドル(約2億7000万円)という賞⾦総額をかけて争うとのことだ。

 A2RLの開催にあたり、アスパイア最⾼経営責任者のステファン・ティンパノCEOは「私たちの画期的な⾃律⾛⾏レースシリーズでSF23を使⽤できることに興奮している」とコメントを寄せた。

「スーパーフォーミュラのマシンは、世界最⾼峰のスピードと⾼い安全性を誇るフォーミュラカーだ。世界でもっとも⾰新的なドライバーレス・レーシングシリーズに期待される⾼速のスリルとパフォーマンスを提供する、当社の⾃律⾛⾏レーシングカーに最適なプラットフォームであることは明らかだ」

 ⾃律⾛⾏レースと⼈⼯知能(AI)の研究開発というチャレンジを通じ、将来のモビリティの可能性を広げることを⽬指すアスパイア。その⽬的に共感するJRPは、⼤会の成功にむけてさまざまなサポートを継続していく。

 A2RLのレースフォーマットやタイムスケジュールなどの詳細は追って発表される。なお、4月27日の決勝レースはシリーズの公式YouTubeチャンネルで視聴が可能とのことだ。詳細については以下の公式サイトをチェックしてほしい。

・A2RL公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@AutonomousRacingLeague
・A2RL公式サイト(英語):https://a2rl.io/

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