国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの4作目『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は、それまでのシリーズ作にはなかった全5章構成のオムニバス形式ストーリーが導入されました。4章までは後に仲間となる別のキャラクターを主人公として操作し、5章ではそれまで操作したキャラたちが勇者の元に集まって冒険します。
【写真】ドラクエIVのラスボスとしても有名な、ピサロが描かれた絵本風の小冊子『ピサロとロザリー』の表紙
また同作に登場するキャラクター10人のなかでも女性キャラである「アリーナ」「マーニャ」「ミネア」の3人は、未だに「どのキャラが好みか」とファンの間で議論されるほどの人気を誇ります。
例えば、第2章「おてんば姫の冒険」に登場するサントハイム王国の姫・アリーナは姫様なのにおてんばというギャップが人気のキャラです。姫と聞くと大人しくて上品なイメージを持つかもしれませんが、章の名称にもあるように彼女は上品なタイプではありません。アリーナは武闘家タイプのキャラクターで、身につけた武術を外の世界で試したいと思って冒険に出るほどのおてんば者。
本章の冒頭で父・サントハイム王から城の外に出ることを禁止されていたアリーナは、見張りの目を盗んで自分の寝室の壁を蹴破って城を飛び出します。城の壁を蹴破れることから、かなりの力の持ち主であることがわかるでしょう。そんな彼女を追いかけてきた魔法使い・ブライと神官・クリフトを連れて冒険に出ていくのでした。
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そんなアリーナについてSNS上では「明るくて前向きなところが好き」「お姫様なのに武闘派なところが好き。通常攻撃で会心の一撃の出る確率が高くてよく使っていました」などの声があがっていました。女性にグイグイ引っ張られたい奥手タイプの男性には、ピッタリなキャラかもしれません。
また第4章「モンバーバラの姉妹」には章の名称通り姉妹であるマーニャとミネアが登場します。コミーズ村出身の踊り子である姉・マーニャは、明るく情熱的な性格の持ち主で、ギャンブル好きな側面を持っています。彼女は妹・ミネアと一緒に父・エドガンを殺したバルザックを探し、敵討ちを果たすために冒険に出るのでした。
マーニャは敵にダメージを与える呪文を多く覚えるという特徴があり、攻撃担当として重宝されるキャラです。
そんな彼女に対してSNS上でファンからは「小学生の時にプレイしてセクシーさに一目ぼれした」「強くてセクシーだったから常にパーティメンバーにしていた」といった声があがっており、きわどい衣装を着た姿で描かれたマーニャは、ドラクエ随一のセクシー担当としても人気だったことが分かります。
一方、妹・ミネアはマーニャとは正反対で冷静で真面目な性格の持ち主です。普段は占い師として活動しており、よく当たると評判です。マーニャのギャンブル好きで、男好きな一面に悩まされているようで、旅に出たことを後悔しているような発言も散見されます。
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彼女は占いのほかに、回復呪文や補助呪文が使えるのが特徴です。また彼女専用の武器「ぎんのタロット」は戦闘中に使用すると、味方全員が回復したり、逆に味方にダメージを与えたりするなど、ランダムな効果が発揮されます。この占い師ならではの演出が楽しくてパーティーに加えていたプレイヤーも多いのではないでしょうか。
真面目で少しミステリアスな雰囲気のミネアに対してファンからはSNS上で「少し地味だけど可愛らしくてミステリアスなミネアが好き」「控えめだけど芯のあるところが好き」といった声があがっていました。
現在『ドラクエ4』はスマホで遊べるアプリ版が発売されています。3人のなかから自分のお気に入りを探すためにも、改めて遊んでみてはいかがでしょうか。
（海川 まこと／漫画収集家）
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