河合優実主演、映画『あんのこと』ある少女の壮絶な人生の実話、予告編解禁

0

2024年03月20日 08:58  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

河合優実主演、入江悠監督の最新作『あんのこと』(6月7日公開)(C) 2023『あんのこと』製作委員会
 俳優の河合優実が主演を務める、入江悠監督の最新作『あんのこと』(6月7日公開)の予告編が解禁となった。2020年6月、新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て、入江監督が脚本も手掛けた人間ドラマ。佐藤二朗、稲垣吾郎らが共演している。

【動画】映画『あんのこと』予告編

 ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS)で、過激な台詞やオーバーリアクションといったコメディ要素たっぷりのキャラを演じて話題沸騰中の河合だが、本作では機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏という難しい役どころを熱演。杏を救済しようとする刑事・多々羅を佐藤、正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野を稲垣が演じている。

 社会から見落とされた少女・杏(河合)は売春やドラッグに溺れ、荒んだ生活を送っていたが、ある日、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅(佐藤)に補導されたことがきっかけで、少しずつ更生の道を歩み出していく。そこに、多々羅の友人でジャーナリストの桐野(稲垣)も加わり、杏は彼らの助けも借りながら、新たな仕事や住居を探しはじめる。彼らとの奇跡のような出逢いが、杏を確かに救おうとしていた。しかし、ある日を境に、3人はすれ違い、それぞれが救いようのない孤独と不安に直面せざるを得なくなっていく…。

 解禁となった予告編は、泣き叫ぶ杏を多々羅が優しく抱きかかえるシーンから始まる。「2020年、この日本で起きていた、本当のこと」、「衝撃の実話、映画化」と、実際の事件から着想を得ていることを伝える。薄暗い街を所在なさげにふらつく杏の姿と、「彼女(あん)はたしかに、あなたの傍にいた」という字幕で締めくくられる。誰もが孤独と不安にさいなまれた2020年。非情な現実から目を背けず、あのときを正面から映し出した本作の中に、“自分”もいるかもしれない。


動画を別画面で再生する



    ニュース設定