ヒュルケンベルグ、小松礼雄ハースF1代表の仕事を称賛「まだ2戦だけだが、昨年よりずっとポジティブ」

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2024年03月21日 18:40  AUTOSPORT web

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ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) 2024年F1第2戦サウジアラビアGP
 3月9日(土)に行われたF1第2戦サウジアラビアGPで10位入賞を果たし、今季初ポイントを獲得したばかりのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は、「彼の仕事はまだ始まったばかり」と述べつつ、チームの新しいボスである小松礼雄氏の手腕にとても満足していることを率直に認めた。

 ヒュルケンベルグは、新たなチームプリンシパルである小松氏が新しい仕事にどのように取り組んでいると思うか尋ねられると、「彼は明らかにエンジニアであり、それが彼のバックグラウンドであるため、彼のアプローチは非常に技術的でパフォーマンスに焦点を当てており、最速で最高のパフォーマンスへの近道を見つけようとしている。それは良いことであり、僕たちがいま必要としているものだ」と答えた。

 また、このドイツ人が「以前のチーム代表と異なる点があるのは言うまでもない」と語ったことは驚きではなかった。しかしベテランドライバーは「彼がチーム代表に就任してからまだ日が浅いので、今年の後半にさまざまな分野で、どのようにものごとが進むのかを見ていかなければならない」とも述べた。

 小松新代表とギュンター・シュタイナー前代表の性格が大きく異なることは外部から見ても明白だが、ヒュルケンベルグはチーム内で働いている人にとって、その違いは明らかだと断言した。

「人はそれぞれ違う。彼はギュンター(・シュタイナー)とはキャラクターもパーソナリティもまったく違う」

「しかし繰り返しになるが、チームがいま必要としているものに関して言えばは、今のところ最高の人材がいる」

 ハースF1チームにおいて現時点で政治的な議論は行われておらず、ヒュルケンベルグも小松代表と同様に、今季2024年のマシン『ハースVF-24』から最大限のパフォーマンスを引き出すことに全力を注いでいるように見えるが、ドイツ人ドライバーはチームが1年前の今頃よりもはるかに良いスタートの基盤を手に入れたと考えている。

「クルマのフィーリングは間違いなく(2023年よりも)良くなっている。まだ2戦しか走っていないけれど、昨年の日曜日よりもずっとポジティブで、励みになるレースだった」と語ったヒュルケンベルグ。

「個人的には、それが本当に正しいかどうか確かめるために、別のトラックでもう少しレースを見てみたいと思っているが、現状ではトップ5チームがかなり前にいて、残りの5チームが非常に接近している」

 そして結論として、彼は他の多くのドライバーと同じように「ほんのわずかな差が結果を大きく左右することがある」と述べた。「中団グループの競争は激しく、非常にタイトだ。したがって、より多くのポイントを獲得するためにはクルマから絶対的な最大源のパフォーマンスを引き出す必要がある」

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