<シンママ、大変身!>「ママもがんばる」息子の受験をバックアップするため……挑戦!【中編まんが】

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2024年03月22日 20:50  ママスタジアム

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前回からの続き。私はカスミ。ひとり息子を育てているシングルマザーです。もうすぐ誕生日がきて遂に45歳になります。息子のショウマは来年には大学受験、そろそろ親元を離れることになりそうです。「第二の人生の幕開け」にも思えそうですが、とてもそんな気分になれません。というのも私の目の前には問題が山積み。考えれば考えるほど「もうどうにでもなれ!」と思ってしまうのです。そんな私を見かねて、友だちのサクラが私の髪を切ってくれました。切ったあとの私は……まるで別人のようです。

サクラと別れ、私は帰路につきました。鏡やお店のショーウィンドウに自分が映るたびにチラチラと見てしまいます。ふと、素敵なアクセサリーショップが目にとまりました。
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お店でアクセサリーを見るなんて久しぶりです。今までは「子どもがいちばん、生活がいちばん!」で、自分のために買う選択肢自体持てませんでした。私は思わず、「これ、いただきます」と伝えていました。

翌日、買ったばかりのイヤリングを付けて出社すると……。
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私が職場に入ると、みんなが「髪、切ったんだ!」と驚いたような声をあげました。「人生が変わりそう」という後輩のひと言に、私はどきりとしました。

その日の夜……。
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ショウマがもごもごと口を濁しました。根が優しいショウマのことですから、学費のことを気にしているのでしょう。私は思わずショウマに言いました。
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気持ちが前向きになったからでしょうか。私にはまだまだできることがあると思えました。大切な息子のショウマのために、資格の取得しようと決心しました。
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パッと顔が明るくなったショウマ。私はこの笑顔をずっと守りたいと改めて思いました。ショウマの受験勉強のバックアップに、私自身の資格の勉強に……と、目まぐるしい日々が始まりました。
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恋人のハジメさんからデートに誘われても、なかなか行けません。連絡する頻度もかなり減りました。
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ハジメさんが結婚してくれるか気にばかりしていましたが、私の人生は私のものです。これで別れるのであればそれまでなのでしょう。

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髪を切っただけで自分がここまで変わるとは思ってもいませんでした。もちろんヘアスタイルを変えたから変わったわけではないでしょう。新しい自分に出会って自信がついて、少しずつ行動が変わっていったように思います。特に進路選びを戸惑うショウマに対して、「資格をとって、お給料アップを目指すから心配しないで」と宣言した自分には驚いてしまいました。さてそんななか、お付き合いしているハジメさんに呼び出されてしまいました。最近はロクに会っていなかったのですから……きっと良い話ではないでしょう。

【後編】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・春野さくら 編集・塚田萌

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