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サユミからの執拗なメッセージに私は気持ちが休まりません。サユミはツヨシが仕事で使っているスマホを毎日チェックして、私の業務用アカウントあてにしつこく苦情を送ってくるのです。もうつきあいきれない……! たまりかねた私は、ついに直接ツヨシに訴えました。「サユミから毎日毎日こんなメッセージが来るんだけど! しかも会社から付与されてるアカウントにだよ……? ツヨシ、あんたの奥さん大丈夫なの? 仕事にも影響するからなんとかしなさいよ」
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強く言えないツヨシがサユミの暴走を止めることはできないでしょう。このまま様子を見つづけていたら「会社のスマホを私用に使っている」と私の落ち度を問われる可能性だってあります。私は翌日、思い切って上司に相談することにしました。スマホ画面のやりとりを見せ、ツヨシが元カレだったことや略奪された過去を正直に打ち明けます。サユミの暴走ぶりを目の当たりにした上司は、メッセージの文面にドン引きしながらも私に同情してくれました。
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自分の奥さんが起こしたトラブルが表に出てしまい、ツヨシは今ごろ会社で肩身の狭い思いをしているはず。サユミの行動は常軌を逸していたし、少しはツヨシに同情する気持ちもありますが……それも自業自得というところでしょうか。夫の仕事に影響してしまったことで我に返ったのか、その後サユミからの連絡はなくなりました。サユミが私のことを強く攻撃すればするほど、サユミの弱さを感じ取っていた私。略奪した過去があるからこそ、略奪されてしまうのではないかと怯えてしまうのでしょう。自分がしたことは自分に返ってくるのだなと思った出来事でした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子