9歳で海外作品に続々抜擢の山根あん 声優デビュー作『すずめの戸締まり』新海監督は「絶対に私の演技を否定しませんでした」【オリコン ライターズ】

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2024年03月24日 18:00  ORICON NEWS

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『すずめの戸締まり』で声優デビューした山根あんが24日放送『ライターズ!』(日本テレビ系 深1:30〜)に登場
 顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。24日の放送(深1:30〜)は、4月5日に金曜ロードショーで地上波初放送される『すずめの戸締まり』(金曜21:00〜)にダイジン役で出演する山根あんが登場。まだ9歳にもかかわらず、この作品を皮切りに『ウィッシュ』など海外作品の吹き替えにも抜擢されるスーパー小学生。アフレコ現場の様子から将来の夢まで、たっぷりと聞き出した。

■ダイジン役は「たまたま。新海監督と原さんは優しくて、松村さんは超かっこいい!」

 地上波初放送となる新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』。その中で、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンを演じているのが小学3年生の山根あんだ。「目がくりくりしていて、小さくて、とってもかわいい!」と、今も枕元にぬいぐるみを置くほどお気に入りのキャラクターだが、その出会いは偶然だったそう。

 「もともとはすずめの子どもの頃の役のオーディションを受けたんです。ただ、その場で新海監督から『このコの声もやってみてもらえる?』と言われて、それがダイジンだったんです」

 新海監督からは、「ダイジンは3〜4歳くらいの幼いこどものイメージ」と伝えられ、演技の指導も受けた。

 「監督はすっごく優しくて、絶対に私の演技を否定しませんでした。まず『いいね』って褒めてくれて、それから『もう少しこうしてみようか』ってアドバイスをくれる。そのおかげでどんどんダイジンに近づけていけた気がするし、完成した映画を初めて見た時、とってもかわいく演じられたと自分でも思いました!」

 ここで『ライターズ!』のために新海監督からビデオメッセージが届くと、ダイジンのように目をくりくりと輝かせた山根。すずめ役の原菜乃華や草太役の松村北斗とのエピソードを聞くと、楽しそうにこう振り返った。

 「原さんは、お菓子を一緒に食べてくれたり、すごく優しくてきれいなお姉さんでした。私も、いつかこういう風になれたらなって。松村さんは、舞台挨拶の時に初めてお会いして、本当にかっこよくて美しくて、びっくりしました!」

 一番好きなシーンは、「常世(とこよ)」と語る山根。「あたたかくて切なくて、いろいろな形の愛が詰まっていて、こんな世界があったらいいのにと思うほどキレイな世界です。私も演じていて、一番好きなシーンです」と見所を語った。

■とことんリテイクする海外作品のこだわりに驚嘆

 『すずめの戸締まり』が声優初挑戦だった山根だが、その後は『ウィッシュ』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』など、立て続けに海外作品の日本語吹替版への出演が続く。

 「海外の作品は、スケールが大きくて、日本人があまり言わないような言い回しもあって面白かったです。それと、本当に何回も何回も録るんです。すごくこだわりを感じました」

 今後も国内外を問わず活躍していきたいと語る山根に将来の夢を聞くと、「まずは1日にレギュラー番組3本! そして、10年後にはスーパーミラクルアイドルとして世界のトップに立ちます!」と元気な返事が返ってきた。

 「スーパーミラクルアイドルは、私がつくり出した存在で、お芝居も歌もダンスも全部できて、世界中から愛されるスターなんです。スーパーミラクルアイドルは私にしかなれなくて、だから私もそうなるって決めているんです」

 9歳にして世界で唯一無二の存在になると力強く宣言した山根。あまりにしっかりしているので、小学生らしい一面も引き出したいと「今、ハマっていることは?」と聞くと、「K-POPを“あんちゃん語”で歌うことです!」と、その場で実演してくれることに。「あんちゃん語」とは、聴こえてきた外国語の歌詞を自分なりの言葉で再構築した新しい言語。 1フレーズかと思いきや、TWICEの曲をフルコーラスで披露してくれて、収録現場を大いに盛り上げてくれた。このサービス精神と舞台度胸があれば、きっと山根は世界で唯一のスーパーミラクルアイドルになれるはず!
(取材・文/マイティ・M)

※取材の模様は、24日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深夜1:30)でもご覧いただけます。
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