ヤマハ:粘り強く走りダブル入賞もセットアップの改善を求めるリンス「マシンを理解することが必要」/第2戦ポルトガルGP

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2024年03月25日 12:20  AUTOSPORT web

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レース序盤、2台揃って走行するクアルタラロとリンス
 アルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されたMotoGP第2戦ポルトガルGP。3月24日に行われた決勝レースで、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは7位、アレックス・リンスは13位に入りポイントを獲得した。

 25周で争われたポルトガルGPの決勝レース。クアルタラロは9番グリッドからスタートし、ポジションを守ってオープニングラップを終了。

 トップ10の集団とは徐々に離される格好となり、クアルタラロもレース前半の多くの時間帯を単独で走行する。

 終盤に入るとミゲール・オリベイラ(アプリリア)とマルコ・ベゼッチ(ドゥカティ)が後方に迫り、3台のバトルへと発展。

 激しい競り合いのなかで懸命にふたりを抑えていたが、やがて守りきれなくなり、残り7ラップで10番手へと後退する。レース終了間際、トップ集団で転倒が相次ぎ、クアルタラロは自動的に3つポジションを上げ、トップから20.130秒差の7位でチェッカーを受けた。

 リンスは11番グリッドから好スタートを切り、クアルタラロに続く10番手を確保。しかしクアルタラロのペースについて行くことはできず、少しずつ離されて後方集団に吸収される展開となる。

 フロントタイヤのフィーリングに苦しむなかで一時は16番手まで後退したが、ラスト3ラップで13位へと上がり、今季初ポイントを獲得した。トップとの差は31.334秒だった。

 チームは決勝翌日の月曜日にアルガルベ・インターナショナル・サーキットに残りプライベートテストを実施。次戦のアメリカズGPに向けてフロントのフィーリング向上を目指す。


■ファビオ・クアルタラロ(決勝レース:7位)
「昨日のスプリントを終えた時点では、今日はもう少しトップに近づけるだろうと思っていた。でもポジションについては予想通りというところだね」

「貴重なデータを収集することができたので、しっかり分析して今後の前進につなげられるよう期待している。明日(のプライベートテスト)は天気がかなり悪そうだが、試したいことがたくさんあるので何とか晴れてほしいよ。テスト項目がたくさんあることは素晴らしいことなので、天候が味方してくれることを祈るばかりだ」

「多くの細かい部分を少しずつ改善し、ステップ・バイ・ステップで進んでいくしかない。今は正しい軌道に乗っているけど、忍耐が必要なんだ」

■アレックス・リンス(決勝レース:13位)
「ヤマハで最初のポイントを獲得することができたが、十分とは言えないね。2戦目が終わったが、やはりかなりハードな戦いだったと感じている」

「開幕戦のカタールと今回のポルティマオ、どちらも望み通りにはいかなかった。自分たちでもう少し努力しなければならないね。今日のレースを終えて、マシンについては何か別の取り組みが必要だと気づいた。カタールのときと同様の問題が出ていて、フロントにかなり悩まされているんだ」

「明日はこのコースでプライベートテストがあるけど、僕たちとしては新しいアイテムを試すことよりもマシンのセットアップに重点を置く必要がありそうだよ。まだわずか2戦なので、もっとマシンに慣れ、マシンを理解することが必要なんだ」

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