カワサキ:昭和レトロ系から最先端のハイブリッド技術搭載モデルまで幅広く披露/東京モーターサイクルショー

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2024年03月25日 19:30  AUTOSPORT web

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東京モーターサイクルショー/カワサキブース
 バイク好きが毎年楽しみにしているイベント『第51回東京モーターサイクルショー』が3月22日(金)〜3月24日(日)に開催された。各メーカーのブースを飾ったバイクの中から、注目のニューモデルをピックアップしてお届けしよう。

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 「昭和レトロ」がブームな今に、まさにドンピシャなのがカワサキの『W230』と『MEGURO S1(メグロS1)』だ。両者の基本メカニズムは共通で、外装のカラーリングが異なる兄弟モデルとなっている。

 カワサキの「W」といえば、1966年発売の『650-W1』(通称ダブワン)が開祖。空冷2気筒エンジンは624ccで、当時の国内では最大排気量を誇った。

 例えるならば、カワサキのビックバイクの原点のようなモデルだ。現在も2019年に復活したW800が発売中だが、そのテイストを軽2輪サイズに凝縮したのがW230というわけだ。

 一方のメグロは、かつて存在したバイクメーカーの名前(正式名称は目黒製作所)。1964年にカワサキに吸収されたのだが、そのメグロが開発したKというバイクが、前述したダブワンの原型になっている。

 また、カワサキとメグロの合併後、初のモデルとなったのがカワサキ250メグロSGで、ここで紹介するS1は、その現代版という位置付けになっている。

 実車の空冷単気筒エンジンは、クラシカルな外観に仕立て上げられており、タンクをはじめとする外装の質感も上々。現状では“参考出品”とのことだが、そう遠くないことと予想される市販が楽しみだ。

 こうした懐古調のモデルがあるかと思えば、最先端のハイブリッド技術を搭載したモデルも存在するなど、振り幅が大きいのもカワサキらしいところ。

 6月15日に発売予定の『Z7 hybrid』は、世界初のストロングハイブリッドを搭載したバイクだ。ちなみにストロングハイブリッドとはモーターだけで走行が可能なシステムのこと。

 モーターがあくまでエンジンでの走行をアシストにとどまるシステムは、マイルドハイブリッドと呼ぶ。Z7ハイブリッドは58psの451cc並列2気筒エンジンに12psのモーターを組み合わせ、5秒間だけ仕様できる『e-boost』を使えばリッタークラスの加速力を発揮する一方、燃費は250ccクラス並みというから驚きだ。

 走行モードは3つで、エンジンとモーターをフルに併用する『SPORT-HYBRID』、モーターで発進し、必要に応じてエンジンが協調する『ECO-HYBRID』、モーター走行に特化した『EV』が選択可能。

 取り回し時に便利なウォークモードが備わるのも、ハイブリッドバイクらしいところだ。価格は184万8000円(税込)。なお、フルカウル仕様の『Ninja 7 Hybrid』も同価格で発売される。

 カワサキは、昨年のジャパンモビリティショーでトレールバイクの新型KLX230を公開したが、今回のモーターサイクルショーでは、そのモタード版となるKLX230SMをお披露目した。

 KLX230がフロント21/リヤ18インチホイールなのに対して、KLX230SMは前後17インチホイールを装着しているのが特徴。KLX230とSMはともに日本導入が発表されているので、販売開始を期待して待ちたい。

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  • カワサキ:昭和吊り掛け駆動系から最先端のVVVF技術搭載モデルまで←事業分野が違いました(__;)。
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