ゆずが『夏色』『栄光の架橋』など全7曲を披露! 秋田の郷土芸能とコラボも実現<わっかフェス2024>

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2024年03月26日 15:00  クランクイン!トレンド

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「わっかフェス」に出演したゆず
 アーティストのゆずが、3月24日(日)に、秋田・あきた芸術劇場ミルハスで行われた「わっかフェス」に出演。秋田県の郷土芸能団体や首都圏の大学生と共演し、秋田から日本を盛り上げるパフォーマンスを行った。

【写真】イベント終盤には『栄光の架橋』の大合唱も! 「わっかフェス」の様子

■地域を盛り上げる新たなプロジェクト

 今年で2回目の開催となる「わっかフェス」は、2014年から2022年まで開催した、歌のチカラで被災地の復興への歩みを後押しする「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」の後継イベント。これまで培ってきた故郷への想いや、人と人の絆を未来へつなげるために、音楽と伝統芸能、祭りがひとつになって地域を盛り上げるフェスとなっている。

 出演アーティストには、2014年と2015年の「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」に出演したゆずを迎え、秋田の伝統芸能や若者たちとのコラボレーションで地域の魅力を発信した。

 昨年、全国ツアーを行っており、秋田県の今回の会場には7月に来てライブを行う予定だったが、大雨の影響により中止となってしまったゆず。北川は「昨年、秋田に来られなくなってしまいましたが、こういう形で来ることができてとても嬉しく思っています。色々なパフォーマンスを行い、世代、ジャンルを超えて秋田で一つの輪っかができたと思っています。この輪をスタートして、日本の伝統芸能が受け継がれていくことを願って、これからも音楽をやっていきたい」とコメントした。

■郷土芸能4団体がパフォーマンスを披露

 会場では、オープニング映像が流れた後、秋田県の郷土芸能4団体によるパフォーマンスが行われた。郷土芸能のトップバッターは「秋田市土崎港 港ばやし保存会」。「東京学芸大学 和太鼓サークル 結(ゆい)」のメンバーも参加し、男性の音頭に合わせて、太鼓や三味線を使った演奏が行われた。

 続いて、国の重要無形文化財に選ばれている秋田県の三大盆踊「毛馬内の盆踊」と太鼓、鐘、笛で構成されている日本三大囃子の一つ「花輪ばやし」がパフォーマンスを披露。後半にかけて掛け声が激しくなり、徐々にテンポアップしていくにつれて、会場の熱気も高まった。

 そして、郷土芸能のラストを飾るのは、海外公演やロックフェスにも出演している「Akita和太鼓パフォーマンスユニット音打屋‐OTODAYA‐(なまはげ太鼓)」。ステージ上の照明演出から始まり、ステージ左右からパフォーマーが登場し、会場の雰囲気を一気に盛り上げ、一糸乱れぬ太鼓パフォーマンスを披露した。

■人気楽曲を披露して大盛り上がりのライブに!

 秋田県の郷土芸能のパフォーマンス終了後には、ゆずがパフォーマンスを披露。恒例のラジオ体操から始まり、お客さんは冒頭から総立ちに。ライブは『虹』からスタートして、2曲目の『少年』を披露している際には、北川がお客様に向けてコール&レスポンスを求め、会場の一体感がより高まった。

 その後、『サヨナラバス』、『友〜旅立ちの時〜』の人気楽曲が披露され、5曲目には『タッタ』が選ばれた。入場の際に会場の全員に配られたタンバリンをこのタイミングで使用することに。ゆず、わっかダンサーズ、お客さんの全員がタンバリンを使用して、会場全体が一体となった。

 続いて、北川さんから「秋田の皆さん元気ですか!まだまだ寒いですが、夏のうたをやってもいいですか?」というコメントでお客さんに呼び掛け、ゆずの大人気楽曲『夏色』を披露。その後、会場から「もう1回!もう1回!」というアンコールを受けると、先ほどパフォーマンスを披露したなまはげが雷鳴と共に登場。さらになまはげの面をかぶった北川も登場し、アンコールに応える形で『夏色』を披露した。

 そして最後の楽曲『栄光の架橋』では、歌い始め早々これまでの楽曲とは雰囲気が一変し、北川が会場にマイクを向けると会場からの大合唱に。そして、楽曲の途中から今回のイベントに出演した秋田の郷土芸能4団体、東京学芸大学 和太鼓サークル 結(ゆい)のメンバーがステージ上に登場し、会場全体が一つとなった。楽曲終了後は、北川の紹介によりそれぞれの団体が降壇、その際に自身も一緒に帰ろうとして笑いを誘う場面もみられた。

 イベント終了後、MCとの質疑応答では「わっかフェスならではの空気感があり、また秋田県に来てライブをしたい。本イベントが“歌の絆プロジェクト”を引き継ぎ、形を変えて、このようなイベントとして行われたということは、とても嬉しく感じている。2014年(復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト1回目)のスタッフからまたゆずでやりたい、という形で声がけいただけたことも嬉しく感じている。」と語った。
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