「Microsoft Copilot」をスマホから使おう その手段は3つある

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2024年03月26日 16:21  ITmedia Mobile

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 Microsoftが提供している生成AI活用のアシスタントツール「Microsoft Copilot(以下、Copiliot)」は、Windows PCがないと使えないと思っていないだろうか。実は、Webブラウザからアクセスすることもできる上に、スマートフォンのアプリからも利用できる。本稿では、スマホのアプリから扱う際の、基本的な操作について紹介したい。


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●「Copilot」が使えるアプリは?


 Microsoft謹製の生成AI活用アシスタントツールを利用できる主なスマホ向けアプリとしては、次の3つを押さえておきたい。1つ目は「Microsoft Copilot」、2つ目は「Microsoft Edge」、3つ目は「Bing」である。


 1つ目の「Microsoft Copilot」は、AIチャットツールそのものの名前が付いているように、主たる用途は生成AIを活用したアシスタントツールとのチャットだ。


 2つ目の「Microsoft Edge」はご存じの通りWebブラウザであり、情報検索などの用途を主に据えつつ、アシスタントツールも使えるという建て付けになっている。


 3つ目の「Bing」(ビング)は、Copilotにリブランドされる以前に使われていたAIチャットツールの名称だ。本記事公開時点(2024年3月下旬)において、Bingアプリを起動すると、「Copilot」のアイコンが中央に表示されるようになっている。また、アプリ画面の要素は、細かい部分を除けば「Microsoft Copilot」のそれとおおむね共通している。


 そのため、本稿では「Bing」アプリについては割愛する。以降、1つ目の「Microsoft Copilot」アプリと、2つ目の「Microsoft Edge」アプリにフォーカスして、基本の使い方を紹介していこう。なお、本稿の手順説明では、iOS版アプリをベースにしているが、Android版でも同様のアプリが配信されている。


●「Microsoft Copilot」アプリからAIアシスタントを使う


 まず「Microsoft Copilot」アプリからCopilotを使ってみよう。アプリストアから同アプリをインストールして起動する。位置情報の利用について許諾をしたら、すぐにAIアシスタントのチャット画面が開く。


 画面下部にチャットのテキストボックスがあるので、ここにプロンプトを入力して送信すれば、Copilotが回答を返してくれる。


 なお、Copilotで「GPT-4」(※精度の高い大規模言語モデルのこと)を使うかどうかは「GPT-4を使用する」のスイッチのオンオフ操作で切り替えられるようになっている。GPT-4を有効にすると画面のUIの色が紫色に変わる仕様だ。


 テキストボックスの横にあるマイクのアイコンからは音声入力が、カメラのアイコンからは画像の送信が行えることも合わせて覚えておこう。例えば、カメラのアイコンをタップすると、スマホの背面カメラが起動する。撮影済みの画像を指定することもできる。


 なお、チャット画面をクリアして、話題を変更したい場合には、画面右上の「・・・」をタップし、「新しいトピック」をタップしよう。また、Copilotからの回答の雰囲気を調整したい場合には、同メニューの下部にある「すべてのトーンを表示」をタップし、チャット画面上に表示された「会話のスタイルを選択」で「より創造的に/より厳密に」などを選択すえばよい。


 ちなみに、Copilotアプリにおいて、Microsoftアカウントでのサインインは必須ではない。ただし、サインインをしておくことで、Copilotの履歴をデバイス間で共有できるようになることは覚えておこう。


●「Microsoft Edge」アプリからCopilotを使う


 続いて、「Microsoft Edge」アプリは、Webブラウザなので、検索キーワードを使った検索が主になる。ここからCopilotを使いたい場合には、画面下部にあるCopilotのアイコンをタップしよう。


 こちらは画面中央に音声入力のボタンが配置されているので、これをタップしてから、検索したい内容などを喋ると良いだろう。もちろんテキスト入力も可能だ。


 こちらについても、チャット画面をクリアして話題を変えるには、チャット画面右上にある「・・・」をタップして、「削除」をタップすればよい。また、同メニューにある「すべてのトーンを表示」をタップすることで、会話のスタイルを3段階で調整できる。


 以上のように、「Microsoft Copilot」と「Microsoft Edge」アプリを比べた場合、主な違いはWebブラウザとしての機能が主に据えられているかどうか、そしてUIの配置に微妙な違いがあることの2点となりそうだ。可能ならば、両アプリをそれぞれ試したうえで、自身の想定用途や使用スタイルにあった方を選択してみるとよいだろう。


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