“怪物”野杁正明、K-1との契約解除を報告「円満に満了」次のリングはどこになるか!?

　K-1ウェルター級王者の“怪物”野杁正明（30）が27日、自身のSNSを更新し、きのう26日をもって「K-1とは円満に契約終了解除となりました」と報告した。K-1も「2024年3月26日付けで、K-1と野杁選手の契約が円満に満了となりましたことをお知らせします。野杁選手の新たなステージでの活躍にご期待ください」と発表した。

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　野杁はK-1甲子園2009優勝をはじめ多くのタイトルを総なめにし、国内外の強豪たちを次々と撃破。17年6月のK-1さいたま大会で初代スーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックに勝利して、第2代同級王座に就いた。21年9月には第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメントで優勝し2階級制覇を達成。「K-1 AWARDS 2021」では最優秀選手賞（MVP）にも選ばれ、名実ともにK-1を代表する選手となった。

　22年6月の「THE MATCH 2022」ではシュートボクシングの海人に延長判定1-2で惜敗し、この試合で負った拳の怪我で試合から遠ざかる。23年3月に10ヶ月ぶりに復帰し、ジャバル・アスケロフを右ストレート一撃でマットに沈める。同年7月のアマンシオ・パラスキフにKO勝利した試合が、K-1でのラストマッチとなった。

　昨年からK-1が新体制になるなかで沈黙を守ってきた野杁。日本では敵なしの強さで、かねてから「対世界」を意識していただけに、次なるリングはどこになるのか。復帰の舞台に注目が集まる。