任天堂が「人材に対する考え方」公開 世界的エンタメ企業が求める人材像とは?

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2024年03月27日 14:31  ITmedia NEWS

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任天堂が提唱する「会社の総合力」の図

 任天堂は3月27日、Webサイト「任天堂の人材に対する考え方」を公開した。同社の経営方針や、商品・サービスを開発する際の考え方などを記載。また、人材育成に関する取り組み内容も明かしている。


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 任天堂の経営方針では「『娯楽を通じて人々を笑顔にする会社』として、誰でも直感的に楽しめる『任天堂独自の遊び』の提供を目指している」と説明。「ハード・ソフト一体型のゲーム専用機ビジネスを経営の中核に置き、どのような娯楽でも『いつかは必ず飽きられてしまう」』という考えのもと、人々を笑顔にするために独創的な商品やサービスを世界中の人々に届けていく」と続けた。


 また、独創的な商品・サービスを作る能力は数値では計れないとして、独自指標「任天堂DNA」を採用していると説明。独創性と柔軟性、誠実さの3つからなる指標であるという。また、ゲームを開発してユーザーに届けることは1人の力では完結できないとして、チームでの協働も重要視していると説明した。


 チームに対する考えについては「これまでにない面白いものをつくり上げ、届けていくには、チームのメンバーがお互いにアイデアや意見を出し合いながら議論したり、適切に上司からアドバイスをもらえたりする社内環境が何よりも大切」と記載。また、リーダーの役割も重要であるとして「任天堂のリーダーには、自身が結果を出すだけでなく、チームのメンバーに関心を持ち、支援することを求めている」と明かした。


 これに対して、個人の育成方針として「主体的に当事者として行動する」「柔軟に変化に対応しながら挑戦し続ける」「周囲の人たちに理解と共感を得ることができる」の3点を掲げている。「仕事上の経験から多くを学ぶことができる」という考えのもとで、さまざまな人との協働して仕事経験を積ませて、個人の成長を促す方針であると説明している。


 他にも、社内人材に対する具体的な取り組みも列挙。フレックスタイム制度を採用している一方で、原則出社の方針を取っていることを明かした。任天堂はその理由として「社員一人一人の強みを掛け合わせて独創的な娯楽をつくるため、また社員の成長のために、顔を合わせて密度の高いコミュニケーションをとることが効果的と考えている」と述べている。


このニュースに関するつぶやき

  • 任天堂は経営理念を中心とした経営を活かして最も成功している例の一つだろう。逆に経営理念を社内に浸透できてないせいで、開発チームのトップが好き放題した結果落ちぶれたのがスクエニ。
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