秋元康がプロデュースする昭和歌謡男性グループ「SHOW-WA」の元Jリーガー・青山隼「サッカー時代とマインドは変わらないと思うんです」

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2024年03月28日 13:10  週プレNEWS

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SHOW-WAの青山隼

昭和歌謡で日本を元気に"――。『ぽかぽか』(フジテレビ系)のエンディングで毎日生歌唱を披露し、メジャーデビューの前から注目度の高いSHOW-WA(ショウワ)は、秋元康がプロデューサーを務める新人男性グループだ。

25歳以上のみが受けられる「夢をあきらめるな!男性グループオーディション」で応募総数3000人の中から選ばれた6人で構成され、そのメンバーは元Jリーガーや元大手企業の会社員など、さまざまな経歴を持っている。

そんな個性派揃いのメンバーを週プレNEWSでは一人ずつピックアップし、新人アーティストとして新たな道を歩み始めた6人の胸の内、そして3月30日に開催される1000人集客を目指した一大イベントに向けての意気込みを聞いた!

最終回は、SHOW-WAに入るまでは歌もダンスも未経験だった元Jリーガーの青山隼(あおやま・じゅん)さん。2006年にサッカー選手としてプロデビューし、2015年に現役引退。その後は俳優に転身したが、次は男性グループSHOW-WAのメンバーとして歩き出した。第2、第3の人生を自ら切り開いてきた彼が向かう未来とは――。


――SHOW-WAでは担当とかキャラとかあるんですか?

青山 やっぱり......、イケメン担当? なんて冗談です(笑)。自分では思わないんですけど、天然って言われますね。あとは、アツい男とか。

――ジュニアユース時代から日本代表に選ばれ、18歳でプロデビュー。名古屋グランパス、セレッソ大阪、徳島ヴォルティス、浦和レッズでJリーガーとしてプレーされていました。

青山 7歳からサッカーを始めて28歳で辞めたので、21年間。学生時代も遊ばず、プロになるために、プロとしては何が大事かを考えてサッカーだけとまっすぐ向き合ってきました。

――2015年の現役引退後は、俳優に転身。いきなり全く違う世界に進むってすごい決断です!

青山 21年間続けてきた自分の生き方としては否定しなかったですけど、「サッカーだけで終わる人生って面白いのかな?」みたいな思いは現役中もあって。知らない世界に飛び込んで打ちのめされてもいいので、サッカーから離れた自分がどういう考え方になるかとかにすごく興味を惹かれました。役者業もSHOW-WAでの活動もそうですけど、どの世界も厳しいんだっていう覚悟と責任を持ってやっています。

――俳優の道へ進むときは、芸能界の先輩でもある叔母の篠ひろ子さん、叔父の伊集院静さんに相談されたそうですね。

青山 叔父からは「誠実に一生懸命やる姿勢をまず持ちなさい。そうしたら必ずヒントが見えてくるから」と言われたのを覚えています。叔母は「私より上手い女優はいっぱいいた。それでも私が脚光を浴びたのは、上手い下手じゃない部分で伝えられる何かがあったから」だと。今回のプロジェクトが決まったときも「あなたは上手い歌手になったらダメよ」って言われました。ただ、「セリフは歌うの、歌は語るのよ」って言葉の意味はまだ理解できてないですけど(笑)。こういうことかなってイメージしながらやっています。

――2016年から俳優として活動されている中で、SHOW-WAのオーディションを受けたきっかけは何だったんですか?

青山 事務所のマネージャーさんから、「25歳以上対象で、諦めきれない思いをぶつけるオーディションがあるよ」と聞かされまして。僕の生き方としてはやってみなきゃわからないっていう考えがあるので、経験にもなるなってチャレンジしたんです。ただ、歌もダンスもやったことがない状態だったので(笑)。審査前の練習時間中、真っ先に声をかけた相手が、たけちゃん(向山毅)でした。歌もダンスもずば抜けていたので、「ダンス教えてください」ってその頃から助けてもらっていて(笑)。

――歌もダンスも未経験からスタートして、成長したんですね。

青山 いや、まだ他のメンバーに全然ついて行けてないですね。なんか逆に、僕のダンス動画がバズっているんですよ。違和感がありすぎて(笑)。

――青山さんの成長を初期から追えるって、ファンとしてはうれしいと思いますよ。伸び代しかないというか。

青山 ありがたいことなんですけどね。サッカー時代も僕より技術のある選手はいっぱいいたけど、チームにとっては大事なピースになっていて。選手として価値があったからこそ、プロの世界で生きられたと思います。上手くできないと悔しいし、できないならどうすべきかを考えるじゃないですか。それってチームでやってきたサッカーが、グループとしての歌とダンスに変わっただけで、マインドは変わらないと思うんです。6人各々のキャラがあってのSHOW-WAなんだって、心の根底にはちゃんと持っています。


――「SHOW-WAイベントでファン1000人集められるか!?」開催まで残り数日。今はどんな心境ですか?

青山 3月30日になってみないとわからないというか、いい意味で開き直っています。『ぽかぽか』ライブの人数もありがたいことに増えていますし、メンバー6人でやれることを全部やって当日を迎えられるのが一番大事だと思うので。1000人集めるためにどうすればいいのか、目標を達成した先のことまでイメージしながら残りの時間を過ごしています。

――休みなく活動されていますが、1000人達成して時間ができたらやりたいことは?

青山 キャンプに行きたいですね。レンタカーでキャンプ場行ってテント立てて、ぼーっとしながらお酒を飲みたいです。SHOW-WAを結成してから行けていないので、そのために頑張ろうって楽観的な自分もいます。

もちろん、起きていても寝るときも常にイベントのことを考えちゃうし、朝も早く目が覚めるし、『ぽかぽか』さんの生放送のプレッシャーもありますよ。6人みんなそうだから、僕ひとりくらいは「今日は頑張ったからもういいんじゃない?」みたいな部分を持っていたくて。

――では最後に、イベントに向けての意気込みをお願いします。

青山 ファンの方々やスタッフさん、見えないところでもどれだけの人が僕らに愛を持って行動してくれているかを身に染みて感じています。そういった思いも含めて3月30日、ステージに立った瞬間に出てきた感情を自分の言葉で皆様にお伝えしたいです。もちろん人数も大事ですけど、何かを伝えられる楽しみを持って当日を迎えたい。残りの時間でできることを全力で誠実に、SHOW-WAとして取り組んで行きたいなと思っています!


●青山隼(あおやま・じゅん)
1988年1月3日生まれ、宮城県出身 身長=182cm
◯昭和歌謡リバイバルプロジェクトから誕生した、秋元康プロデュースの6人組男性グループ「SHOW-WA(ショウワ)」のメンバー。3月30日(土)に東京・フジテレビ湾岸スタジオにて無料イベント「SHOW-WAイベントでファン1000人集められるか!?」を開催予定。詳細は公式ホームページをチェック!
公式X【@jun_aoyama1988】
公式Instagram【@jun_aoyama_show_wa】

取材・文/釣本知子 撮影/金髪りさ

【画像】青山隼の私服ショット

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