多彩な作品を手掛ける演出家・鈴木裕美による俳優のためのワークショップ 【5月開催】参加者募集

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2024年03月28日 15:31  デビュー

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デビュー

鈴木裕美
 『サンセット大通り』(2020)、『ゴヤ―GOYA−』(2021)、『陰陽師 生成り姫』『ひとつオノレのツルハシで』(2022)、『ミュージカル『マリー・キュリー』、ミュージカル『アンドレ・デジール 最後の作品』(2023)などの演出を務める鈴木裕美が、『俳優のためのワークショップ』を開催。参加者を募集する。

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 また、実際に演じる人だけでなく、見学も受け付けており、見学者にも、自己紹介やディスカッションの際に、発言・質問の機会が与えられる。応募の詳細はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。

■開催日程
日程(1)2024年5月6日(月・祝)〜9日(木)13:00〜19:00
日程(2)2024年5月11日(土)〜14日(火)13:00〜19:00
※終了時間は延長する可能性あり。

■応募締め切り
4月14日23:59

■会場:芸能花伝舎(東京都新宿区西新宿6-12-30)

■費用
A:俳優
B:見学
A、B 共通/参加費:32,000円(消費税込み)

■鈴木裕美 コメント

不定期で過去20回以上行ってきたワークショップを、またやります。

ワークショップをやる理由は主に二つあります。
一つは、「私の持っているもので、あなたに必要なものがあったら、どんどん持っていって!」という気持ちからです。私の経験から得たものが、皆さんの道程をショートカットする助けになり、より遠くへ進んでもらえたらと真剣に願っています。
もう一つは、私の考える俳優の仕事とはどんなものかということをお伝えし、「手を取り合える」とお互い感じた方々と緩やかなネットワークを作っていきたいからです。ワークショップで出会わせて頂いた方を、私が演出する公演にご出演いただいた事例は数多くあります。また私自身がプロデュースする、鈴木製作所での公演を実現させたいと模索中です。

ワークショップの内容は、シアターゲームも少しやりますが、主にシーンスタディです。私は俳優に“相手に反応する”ということを一番に求めたいので、主に二人組になって短いシーンを稽古するつもりです。
テキストはお集まりいただいた方々の顔ぶれを見て判断したいと思っていますが、以前はウィリアム・サローヤン『おーい、救けてくれ!』、山田太一『ふぞろいの林檎たち』などをやりました。チェーホフ 『かもめ 』テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』なども考えています。長時間の稽古になるので集中力が必要になるかもしれません。終了時間も多少伸びる可能性があることをご承知おきください。

また、実際に演じる方だけでなく、見学も受け付けています。演出家、作家、制作者の方、またもちろん俳優さんでも、演劇に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。以前は翻訳者の方、高校の演劇部の顧問の先生、映像の監督の方などにもご参加いただきました。見学はプロフェッショナルである必要はありません。またディスカッションなどの際には、見学者の方にも発言、質問をしていただけます。

一つお約束できることは、参加者の方の演技を、敬意を持って注意深く真剣に拝見します、ということです。
新しい出会いに期待して、ご応募お待ちしています。

■鈴木裕美(すずき・ゆみ)プロフィール

1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。現在は小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動中。
2011年より個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。
最近の主な演出作品に『かもめ』、『フローズン・ビーチ』、『絢爛とか爛漫とか』、『サンセット大通り』、ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』、『陰陽師 生成り姫』、『富士見町アパートメント2022』、『ひとつオノレのツルハシで』、ミュージカル『マリー・キュリー』、ミュージカル『アンドレ・デジール 最後の作品』などがある。

第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・15回・18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞、第33回菊田一夫演劇賞、07年ミュージカル・ベストテン演出家賞、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
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