地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指して立ち上げた「ファーストの会」は29日、衆院東京15区補欠選挙(4月28日投開票)に作家の乙武洋匡氏(47)を擁立する方向で最終調整に入った。候補擁立が難航する自民党はファーストの会への相乗りを検討している。
都民ファーストの会の特別顧問を務める小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、乙武氏の擁立について「手続きとして進めたと聞いている」と説明。自民、公明両党との選挙協力については「支援してくれるところに広くお願いする」と語った。ファーストの会は同日、乙武氏が副代表に就任したと発表した。
自民東京都連会長を務める萩生田光一前政調会長は29日、党本部で茂木敏充幹事長、小渕優子選対委員長と相次いで会談。同補選対応について早急に結論を出す方針を確認した。