テレビ朝日、2年連続で世帯視聴率「3冠」&個人全体2冠達成 「報ステ」「離婚しない男」、ドジャース開幕戦などけん引

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2024年04月01日 10:52  ORICON NEWS

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テレビ朝日(C)ORICON NewS inc.
 テレビ朝日は1日、2023年度平均視聴率(2023年4月〜2024年3月)を発表。世帯視聴率で2年連続の3冠(全日、ゴールデン、プライム)、個人全体視聴率で2年連続の2冠(全日、プライム)を達成したと発表した。ビデオリサーチ調べ、関東地区。

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 個人全体視聴率は、全日帯(前6:00〜深0:00)3.5%、プライム帯(後7:00〜11:00)5.3%となり、2022年度に続き2年連続の全日・プライムの2冠を獲得した。なおプライム帯は2年連続の単独1位。

 世帯視聴率は、全日帯6.3%・ゴールデン帯(後7:00〜10:00)8.9%・プライム帯9.0%で、2年連続の3冠。全日帯は3年連続・開局以来3回目、ゴールデン帯は2年連続で開局以来3回目、プライムは4年連続・開局以来6回目の1位となった。

※以下、個人全体視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区の数字)を中心に記載

■看板番組『報道ステーション』を中心としたテレビ朝日独自のプライム帯ニュース好調

 レギュラー番組で2023年度の視聴率をけん引したのは、『報道ステーション』をはじめとする同局独自のプライム帯ニュースベルトや、朝昼帯の報道情報番組だった。

 大越健介キャスターを中心とした『報道ステーション』は、年度平均5.8%を記録。2019年度から自己最長の5年連続同時間帯トップを記録。また週末夜の『サタデーステーション』も年度平均が5.1%を記録し3年連続の同時間帯トップを記録した。

 また、全日帯では『グッド!モーニング』が朝7時台で年度平均4.4%を記録し、番組開始以来初めて同時間帯民放トップに。『羽鳥慎一モーニングショー』は年度平均で5.4%を記録し、4年連続で同時間帯トップ。『大下容子ワイド!スクランブル』は第1部(午前10:25〜正午)が2.8%を記録して10年連続同時間帯トップ、第2部(正午〜午後1:00)では3.1%を獲得し2年連続の同時間帯トップとなった。

■連ドラトップ10にテレビ朝日5作品がランクイン

 連続ドラマでは、水谷豊と寺脇康文が出演した『相棒 season22』(10月・1月クール平均6.4%・2023年度民放連続ドラマ4位)や、井ノ原快彦主演『特捜9 season6』(平均5.6%・同7位タイ)、東山紀之主演『刑事7人』(平均5.6%・同7位タイ)、沢口靖子主演『科捜研の女』(平均5.1%・同10位)など人気シリーズが安定した支持を獲得。

 7月クールでは、中村倫也主演『ハヤブサ消防団』(平均5.4%・同9位)の初回の見逃し配信が、同局歴代4位の260万回を記録するなど大きな存在感を示した。

また、1月クールは引退前最後の地上波連ドラ脚本となった鈴木おさむ氏による伊藤淳史主演『離婚しない男』の初回見逃し配信再生数が424万回を超え、同局の見逃し配信再生数歴代最高を更新し話題作となった。

■『ザワつく!金曜日』『かりそめ天国』『博士ちゃん』『池上ニュース』などバラエティもけん引

 金曜『ザワつく!金曜日』は年度平均7.4%で2023年度の全局レギュラーバラエティーでトップ、2023年度のすべての放送回で同時間帯民放トップを獲得するなど勢いが爆発。続く『マツコ&有吉 かりそめ天国』も年度平均5.2%で番組開始以来初の同時間帯トップに躍進した。

 土曜は『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』が年度平均5.3%を記録、続く「池上彰のニュースそうだったのか!!」は年度平均5.7%で2年連続の同時間帯トップとなった。

 日曜は『ナニコレ珍百景』(年度平均5.1%)と『ポツンと一軒家』(年度平均7.2%)が2023年度も高視聴率を連発。『ポツンと一軒家』は2023年度の全局レギュラーバラエティー2位・4年連続同時間帯トップに輝いた。

 さらに、8月の3夜連続企画や開局65周年記念企画として藤井聡太・芦田愛菜・マツコ・デラックスといった豪華ゲストを招いた『徹子の部屋49年目突入SP』(8.5%)・『博士ちゃんvs池上彰 コラボSP』(7.7%)が高視聴率を記録した。

■バスケW杯やサッカーアジアカップ、大谷翔平のドジャース開幕戦が高視聴率を記録

 昨年夏開催された『FIBAバスケットボールワールドカップ』では、男子日本代表が1次ラウンドフィンランド戦・順位決定戦ベネズエラ戦での奇跡の大逆転勝利から、順位決定戦カーボベルデ戦の勝利で見事アジア1位の座に輝き、1976年モントリオール五輪以来・48年ぶりに自力で五輪の出場権を獲得した。9月2日に同局系列で中継した「順位決定戦 日本×カーボベルデ」は個人全体15.3%・世帯22.9%の高視聴率となった。

 また今冬開催『サッカーAFCアジアカップカタール』では、3大会ぶりの王座奪還を目指す日本代表の戦いを中継し、1月19日「グループステージ 日本×イラク」が個人全体11.3%・世帯17.6%・2月3日「準々決勝 日本×イラン」が個人全体15.6%・世帯23.6%を記録し2023年度のプライム帯民放最高視聴率となった。

 さらに大谷翔平選手、山本由伸選手が移籍したドジャースの開幕シリーズ『MLBソウルシリーズ』を中継。開幕直前のエキシビションゲーム『ドジャース×韓国代表』(3月18日)が個人全体8.0%・世帯13.4%、ダルビッシュ有選手・松井裕樹選手を擁するパドレスとの開幕第2戦『ドジャース×パドレス』(3月21日)が個人全体10.6%・世帯17.7%と、日本中の注目を集めた。
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