『虎に翼』伊藤沙莉“寅子”が歌った「すごい歌詞」の曲、じつは…  『ブギウギ』の残り香に反響

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2024年04月04日 14:30  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

4日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)が披露したアカペラの曲に衝撃を受ける視聴者が続出した。

 

■したたかに振る舞う寅子

3日の放送で親友の米谷花江(森田望智)から「どうしても欲しいものがあるならば、したたかにいきなさい」と諭された寅子。

“名律大学女子部にも行きたい、親友の晴れ舞台の邪魔もしたくない”という気持ちから、寅子ははる(石田ゆり子)の機嫌を損ねないよう慎重な振る舞いを通し、いよいよ無事に花江と兄・直道(上川周作)の結婚式を迎えることとなった。

そこで、結婚披露宴で酔っ払った父・直言(岡部たかし)に促され、歌を歌うことに。

 

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■熱唱曲の歌詞に視聴者衝撃

このとき寅子は「何だ? したたかって」「何で女だけ…」と怒りの感情がこもった熱唱を披露したが、「うちのパパとうちのママと喧嘩して、大きな声で怒鳴るはいつもママ、いやな声で謝るのはいつもパパ」「うちのママヒステリー、暴れて怒鳴るはいつもママ、はげ頭下げるはいつもパパ」といった歌詞に視聴者は衝撃。

X(旧・ツイッター)では「すごい歌詞」「その歌結婚式にどうなん(笑)」「寅子が歌ったのは…オリジナル?! 寅子のオリジナル?! 沙莉のオリジナル!? なんの歌よ」といった声が上がった。

 

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■意外な『ブギウギ』繋がり

初回放送時に寅子の口から「梅丸少女歌劇団」という言葉が出たり、前作『ブギウギ』でスズ子の実家である銭湯「はな湯」の常連客、“アホのおっちゃん”を演じていた岡部が父親役だったりと、たびたび視聴者に『ブギウギ』を彷彿とさせている同ドラマ。

寅子が歌う展開に前作でスズ子(趣里)が歌った曲を期待し、「ラッパと娘とかぶっ込んでくるのかと思たら何なんこの歌」とがっかりした人もいるようだが、じつはこの楽曲、『モン・パパ』いうタイトルで昭和初期に宝塚少女歌劇団の俳優や喜劇俳優の榎本健一さんらが歌い大流行。

榎本健一さんは『ブギウギ』で生瀬勝久が演じた棚橋健二、通称“タナケン”のモデルと思われる昭和の喜劇王だ。

 

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■「虎に翼の世界にも…」

昭和初期の歌とあって知らない視聴者は多かったようだが、インパクトの大きさに「気になったので調べてみた」という声も散見。

思わぬ繋がりに「ここでも『ブギウギ』の残り香ですな」「タナケンさん〜」「モン・パパ、エノケンの歌、ということでやっぱり時代はブギウギと重なってる」との声が上がっている。

また、「虎に翼の世界にもタナケンさんがいて『モン・パパ』を歌ってたんだろうか」「トラちゃんがタナケンの『モンパパ』をレコードで聴いてる世界線だったら面白いなあ」などと、想像して楽しむ人もみられた。

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(文/Sirabee 編集部・今井のか)
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