自民党は4日、岸田文雄首相(党総裁)直属の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の第3回会合を党本部で開いた。政府有識者の報告書で示された、旧宮家の男系男子が養子縁組で皇籍に復帰する案について「方策として有効」との認識でおおむね一致した。会合後、事務局長の木原誠二幹事長代理が記者団に明らかにした。
前回の会合では、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案に関して議論し、反対意見は出なかった。木原氏は「遠からずまとめていきたい」と述べ、次回の会合で全体像を議論し、早期の見解取りまとめを目指す考えを示した。