Microsoftは4月2日(米国太平洋時間)、Windows 10のサポート終了後に原則有償で提供するサービス「ESU(拡張セキュリティ更新)」の法人/教育機関向けプログラムの詳細を明らかにした。個人向けESUついては、Windows 10のサポート終了案内ページを通して改めて案内するという。
●法人/教育機関向けESUの概要
ESUはあくまでも次世代OSへの移行期間を“稼ぐ”ために提供されるため、セキュリティとは無関係の更新(機能アップデートなど)は行われない。契約は1年単位で、最長3年まで(2028年10月14日まで)延長できる。
Windows 10では、ESUが3つの方法で提供される。
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5-by-5アクティベーション
「5-by-5アクティベーション」は、Windows 10搭載PCにESUのアクティベーションキーを適用する方法だ。ライセンスは、所定の方法で1台1台のPCに適用していくことになる。
ライセンス料金は「1年目」「2年目」「3年目」で異なり、年を追うごとに値上げされる。1年目のライセンス料金は以下の通りだ(非営利組織は別料金)。
・法人向け:1台当たり61ドル(約9200円)
・教育機関向け:1台当たり1ドル(約150円)
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Windows 365
仮想PCサブスクリプションサービス「Windows 365」の仮想PC上でWindows 10を利用している場合は、追加料金なしでESUを利用できる。
ユーザーや管理者の操作は不要で、Windows 10で稼働する仮想PCに自動でESUが適用される。
Microsoftのクラウド基盤で稼働する仮想PC向けライセンス
Microsoftが提供するクラウド基盤(Azureなど)で仮想PCを使っている法人には、ESUのライセンス料金を最大25%引きで提供する。当該の仮想PCに「ESUクラウドアクティベーションライセンス」を割り当てれば、5-by-5アクティベーションを適用する作業を省略可能だ。
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