ドンキが新業態「ドミセ」渋谷道玄坂通ドードー店を閉店　売上低迷が原因

　ドン・キホーテが、渋谷道玄坂の大型複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」にオープンした新業態「ドミセ渋谷道玄坂通ドードー店（以下、ドミセドードー店）」を4月7日に閉店すると発表した。

　ドミセ渋谷道玄坂通ドードー店は、2023年8月にオープンしたフラッグシップ店舗で、売場面積は671平方メートル。コンセプトには「おドろき専門店」掲げ、売れなかった商品をラインナップする「ドすべり」や月替わりで様々なランキングを紹介する「ドップ 10」、顧客のダメ出しを受けて改善したアイテムを集めた「ドこたえ」などのコーナーが設置されている。また、ドンキ初のはかり売りコーナーとなる「ド試し」エリアも開設。量や種類を自分好みに選んで買うことができた。
　オープンから1年を待たずして閉店に至った理由として、ドン・キホーテは「オープン前に想定していた売上に届かない期間が続いた」ことを挙げている。同店ではドン・キホーテの「ピープルブランド（PB）」商品を中心とした品揃えで営業してきたが、近隣で営業する「MEGA ドン・キホーテ渋谷本店」でも同様の商品の取り扱いがあり、客足が渋谷本店で留まった影響で、ドミセドードー店の集客目標を達成できなかったという。なお、ドミセ業態では「ドミセ アリオ八尾店」は営業を継続する。