葵わかな、推理時代劇『おいち不思議がたり』主演 町医者の父役で玉木宏が共演

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2024年04月06日 09:16  ORICON NEWS

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BS時代劇『おいち不思議がたり』で主演を務める葵わかな、共演の玉木宏
 あさのあつこ氏の時代小説シリーズをテレビドラマした『おいち不思議がたり』が、NHK BS・NHK BS 4Kで9月に放送される。特別な力を持つ主人公が、岡っ引きの親分とともに、人間の闇に迫っていき、謎を解いていく推理時代劇であり、悩みながらも自らの力で道を切り開いていく青春成長物語。ヒロイン・おいち役で主演するのは、葵わかな。おいちの父・松庵役で玉木宏が共演する。

【画像】アニメ化された原作者・あさのあつこ氏の『バッテリー』

 江戸・深川の長屋で医者になりたいと夢見て、父である町医者・松庵を手伝うヒロイン・おいち。彼女は無念のうちに亡くなっていった者たちの「声」を聴き「姿」を見ることができた。

 ある日、松庵のもとに生薬屋「鵜野屋」の若旦那直助が尋ねてくる。おいちはその背後に助けを求める女の姿を見る。おいちの伯母・おうたは、おいちと直助の縁談を進めようとするが、鵜野屋を訪ねたおいちに女中のお絹が「おやめなさい。あの人に殺されますよ」とささやく。

 直助の周囲では前妻・加世と、以前恋仲だった女中・梅が病で亡くなっていた。おいちは岡っ引きの仙五朗親分と探り、犯人に目星をつけるが、事件は意外な方向に…。江戸ではその後も、不思議な事件が多発する。その事件解決に活躍しながら、おいちは一歩一歩、医者への道を進んでいく。

 出演にあたって葵は「おいちは父親の影響でお医者さんを目指す、まっすぐでひたむきな女の子です。偉大な父の背中を見ながら、誰かに寄り添いたい、誰かの
ためになりたいと強く思っています。患者さんに囲まれながら懸命に毎日を過ごしていますが、等身大に自分が歩む道について悩んでもいると思います。そんなおいちが持つ不思議な力についても、おいちは真摯(しんし)に、彼女なりに向き合っていると感じていて、ままならない事が多い世界で何故おいちにそんな力があるのか、この力はどうするべきものなのか、私自身もおいちと一緒に悩みながら撮影期間を過ごしていければと思います。おいちが町の人たちに明るく温かく接するように、観てくださる方にも温かく感じていただけるよう、演じていきたいと思います!」。

 玉木は「いちが持つ不思議な力は、『見えたものの、元をたどる』という、患者を目の前にした医師にも通ずるものがあると思い、親子である事が腑に落ちました。受け入れて対処する。その信念を曲げずに生きるのは、時に大変な事もあるかもしれません。でも、その先にある誰かの笑顔のために必死になる姿は、素敵だなと感じました。いちが、信頼出来るような父親を目指し、撮影に臨みます。ミステリーとしても、青春物語としても楽しんでいただけるドラマだと思います。ご期待ください」とコメントしている。
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