<幼稚な義姉「子ナシは嫌!」>すべてを失った私、残ったモノは……?【第4話まんが:義姉の気持ち】

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2024年04月06日 22:00  ママスタジアム

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【第1話】から読む。
前回からの続き。私はミドリ。夫のトモヒロと10年前に結婚しました。子どもが授からず不妊治療を始めましたが、思うような結果は出ません。トモヒロは「2人きりの人生もいいじゃない」と言ってくれますが、私はどうしても納得できませんでした。そんなとき弟のダイチに子どもが産まれ、私はいっそう心を乱されてしまいます。「赤ちゃんを産める人と再婚したらいいじゃない」ある日そう言ってトモヒロに当たり散らすと、返ってきた言葉は「オレたち、終わりにしよう」。そうして私たちの夫婦関係は幕を下ろすことになりました。
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「そんなことない……私だってトモヒロがいちばん大切だよ?」「どうかな、たぶん違うよ。ミドリが大切なのは自分と子ども。なんなら『子どもを授かる自分』が好きなだけだと思う」突き放すようなトモヒロの言葉が私の心にずっしりと刺さりました。
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ぐうの音も出ませんでした。トモヒロも以前から私の不妊治療への姿勢に思うところがあったのでしょう。しかしその気持ちをグッとこらえ、私に付き合ってくれていたのです。今になって気づいても遅すぎるのかもしれませんが……。

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それからすぐに私たちの離婚は成立。私は実家に身を寄せることになりました。「私、なんてことをしてしまったんだろう」「トモヒロは魅力的な人だから、きっとすぐに再婚するんだろうな」「もし早めに不妊治療をあきらめてたら、今ごろ2人で幸せに暮らせてたのかな……」ひとりでいると後悔が押し寄せ、そんなことばかり考えてしまいます。

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母の呼ぶ声で私はダイニングへ向かいました。母は私の離婚について何も言いません。しかし頻繁に来ていたはずの弟家族がまったく来ないということは、たぶん気を遣って裏でいろいろと手を回してくれているのでしょう。

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「ごめんね、私、こんなになっちゃって。孫の顔も見せてあげられなくて、無職になって離婚して、お母さんにまで頼って……」涙があふれて最後まで言えませんでした。「孫の顔なんて……お母さんね、ミドリの顔を見られたらそれでいいのよ。お母さんが大切なのはミドリなんだから」

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トモヒロとの話し合いを経て、私たちは離婚することになりました。今となっては「ミドリは目の前の自分を見てくれていなかった」というトモヒロの主張が良くわかります。「なんでも手に入れる理想的な自分」のイメージにとりつかれていた私は、あまりに幼稚な考えしかできていなかったのです。トモヒロの愛情を受け取れなかったせいでなにもかも壊してしまった私。これからしっかりと反省して、母のように「目の前にいる人」に愛情を注げる人間になりたいです。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子

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