“男・山根”山根明さん出演映画が公開へ 「偲ぶ会」後継36歳が追悼勝利、シリル・アビディ戦に意欲

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2024年04月07日 10:57  ORICON NEWS

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山根明さん「偲ぶ会」開催
 日本ボクシング連盟を務め、今年1月31日に84歳で死去した山根明さんを「偲ぶ会」が6日、京都市内で開催された。山根さんが2022年夏に参加した日豪合作映画『A MOVIE MAKING DISASTER』(ポール・オズ監督)が、年内をメドに公開されることが発表された。

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 映画は、山根さんの友人が特別ゲストとして出演を依頼。FM局を舞台に繰り広げられるドタバタのコメディーで、FM局の社長を山根氏が演じた。

 この日、オズ監督は出席できなかったが、オーストラリアからメッセージを寄せた。「私は山根サンを厳しい風貌から最初は”ボス”と呼んだ。でもそれがあるときから”大きなテディベア”に変わった。それは彼の風貌の裏に、優しくて親切な人柄があることを知ったからです。家族、友人、そして、私自身が彼の死を惜しんでいます。どうか安らかにお眠りください」と呼びかけた。

 「偲ぶ会」は、プロ団体WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)が主催。リングのかたわらに遺影が大きく飾られ、分骨された遺骨が置かれた祭壇に来場者が手を合わせた。

 山根さんの遺志を継いだ高橋知哉会長(36)が追悼試合を行い、元ベアナックルファイトの世界チャンピオン、フランシス・メシア(ペルー)に2回2分12秒でTKO勝ち。以前に対戦し、敗れた相手にリベンジを果たし、「山根会長は天国から見てくれていると思います」と涙ながらに喜び、WYBCの今後については「シリル・アビディから挑戦されたので受けようと思います」と誓った。そして、山根さんを追悼するテンカウントゴングが鳴らされた。

 山根さんは1939年10月12日、大阪府堺市生まれ。2000年のシドニー五輪で日本選手団ボクシング競技監督を務め、11年に日本ボクシング連盟会長に就任した。18年に会長・理事を辞任。「奈良判定」など渦中の人となったが、騒動後は“男・山根”のキャラクターでバラエティー番組などでも強烈な印象を残した。

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