佐藤寛太、映画『不死身ラヴァーズ』5役演じ分け“中学生”にも挑戦 素が出過ぎて「ダサかった」と照れ

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2024年04月08日 09:24  ORICON NEWS

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映画『不死身ラヴァーズ』場面写真(C)2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社
 松居大悟監督の映画『不死身ラヴァーズ』(5月10日公開)より、主人公・長谷部りの(見上愛)が運命の相手だと信じるさまざまな甲野じゅんを、1人で5パターン演じ分けた佐藤寛太の場面写真が解禁となった。また、完成した映画を見て、佐藤は自身の演技を「ダサかった」と振り返っていたことも明らかに。その真意とは?

【画像】そのほかの劇中に登場する“甲野じゅん”

 同映画は、高木ユーナ氏の同名漫画(講談社「別冊少年マガジン」所載)が原作。映画では、好きになる・なられる男女の2人の関係性が入れ替わっている。“運命の相手”と信じるじゅんと両想いになった瞬間、じゅんがこの世界から忽然と消えてしてしまうという出来事を繰り返す、りの。2人は人生の中で何度も出逢い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんは消えてしまう。それでもあきらめないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは――。

 解禁された場面写真は、劇中で何度も姿を変えて、りのの前に現れる、甲野じゅんの5変化。中学生のじゅんは思春期ならではの尖った表情を見せ、ギターを抱えてサブカルな雰囲気や、車椅子に乗った青年の姿、クリーニング屋で見せる朗らかな表情まで、佐藤が見事に演じ分けている。注目は、大学生のじゅん。大粒の涙をこぼしながら不穏な表情で見つめる姿には、一体どんな心理が隠れているのか?物語が大きく動く、キーになる場面だ。

 この「5人の甲野じゅん」の演じ分けについて、佐藤は「自分がもしこう進んでいたら、こうなっているのかな、という延長で役を作っていった」と語る。しかし今回の役は「演じていて割と不安になってしまいがちな役だった」そうで、松居監督に都度相談していたと明かす。そうしたコミュニケーションを重ね、「演じてみて、大きく『違う』と言われたこともなく、割と自由に任せてもらった印象です。ちゃんと見ていてくれているんだというような、安心感を常に与えてくれました」と松居監督の印象を語っている。

 さらに主演の見上にも、助けられたようで、「りのから来るエネルギーがすごいから、あまり小難しく考えるよりも、彼女とその日をどう向き合うかを大切にしました」と振り返っている。

 さらに完成した作品を観た時の自身の演技について「ダサかった」と振り返った佐藤。「あまりにも素で“自分”過ぎたのかな?とにかくもうダサいし、『このアドリブつまんねえよ、お前』とか思いながら。いつも自分の芝居を反省しながら観る部分はありますが、いつもよりも自分過ぎたんでしょうね」と、佐藤の素の演技にも注目だ。
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