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前回からの続き。私(マイ)には小学2年生の息子リョウタがいます。幼稚園の親友アキラくんとは、それぞれ別の小学校に入学した後も休日に約束して一緒に遊んできました。しかし最近はアキラくんのママ・チズルさんとの会話にモヤモヤするようになりました。お互いの予定が合わないことを理由にフェードアウトしようか迷っていたのですが……。実家の母には「あなたは子どもの頃から人をうらやんでばかりだった」と言われ、優秀なアキラくんを育てるチズルさんに嫉妬していたことに気づきます。
私が勇気を出して伝えると、ほんの少しの沈黙が流れます。しかしその後、チズルさんはあっけらかんと答えました。
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「……あ、やっぱり? 私のことが苦手なのかなっていうのは最近なんとなく感じてたけど……」チズルさんには、私の自分勝手なモヤモヤはとっくに伝わっていたのです。申し訳なく思いながら、私は素直に伝えることにしました。
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とっさに返した私の言葉を聞いて、チズルさんが大きな声で笑いだしました。久しぶりに聞くチズルさんの笑い声。幼稚園の頃はリョウタとアキラくんが遊んでいるのを見守りながら、2人で立ち話をしてよく笑っていたのを思い出しました。そしてチズルさんは明るくさっぱりした声で答えます。「……なんだ、そうだったの?」
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「サッカーに熱心なのはいいけれど、上手くできないと悔しいらしくて暴言も吐くし……。チームの当番は大変だし、マイさんが想像するほど良いものじゃないよ?」私はチズルさんの言葉を聞いて気づきました。誰だって他の人のことを「いいな」と思うことはあるのです。ただ相手との関係を気遣って、むやみに表に出すことがないだけ。なのに私はチズルさんにその気持ちをぶつけてしまっていたのです。
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通話を終えた後、ふと目に留まったアルバムを開きます。リョウタが幼稚園に通っていたときの写真です。
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「よかった、嫌われていると思ってたよ」チズルさんは明るく笑ってそう私に言いました。私からの誘いを断っていたのも「リョウタくんが遊びたいって言うから仕方なく連絡をくれていると思っていた」からだと言います。反省しかないです……。そこまでわかったうえで「また遊ぼう」と言ってくれたチズルさんに、私は心から感謝しました。これからは他の人のことをむやみにうらやましいと思って嫉妬することのないよう関わっていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子