RIZIN榊原CEO、曙さん追悼 2015年旗揚げ戦でボブ・サップと再戦「出てもらったことを誇りに思っております」

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2024年04月11日 14:05  ORICON NEWS

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榊原信行CEO (C)ORICON NewS inc.
 29日開催の『Yogibo presents RIZIN.46』(有明アリーナ)の記者会見が11日に都内で行われ、冒頭で榊原信行CEOがこの日に訃報が伝えられた大相撲の元横綱で格闘家の曙太郎さんを追悼した。

【動画】RIZIN榊原CEO、元横綱の曙太郎さん追悼「誇りに思ってます」2015年旗揚げ戦でボブ・サップと再戦

 曙さんは2015年のRIZIN旗揚げ大会(12月29〜31日)に出場し、2003年大みそかの『Dynamite!!』で対戦して敗れたボブ・サップと再戦。初戦は1ラウンドで敗れた曙さんは、リベンジを誓った再戦で奮闘するも2ラウンドに負傷しTKO負け。それ以降は参戦せず、最初で最後のRIZINでの試合となった。

 突然の訃報を受けて、榊原CEOは「日本の格闘技界に大きな貢献してくれた曙さんに、旗揚げ戦に出てもらったことを誇りに思っております。この場を借りて心から御冥福をお祈りいたします」と追悼した。

会見後の囲み取材でも榊原CEOは「旗揚げの時に、海のものとも山のものともわからないRIZINに 気持ちよく出てくださり、“大みそかといえば格闘技”というものを示してくださった。格闘技に対して愛があった方だった」と回想。

 また、「ハッスルでもすごくお世話になって、その当時の記憶を思い出しちゃいました。本当におおらかでオープンマインドで受け入れてくださる方で、歴史のある相撲の世界で横綱までいきながら新しいチャレンジでボブ・サップと戦うという決断ができた。偉そうにすることもなく、僕も元気も勇気ももらって一緒に楽しく仕事ができなと思っています」と偲んだ。

 曙さんの格闘技デビューはK-1のリングで、榊原CEOが運営していたPRIDEとはライバル関係だったため“商売敵”だったのでは、と聞かれると「僕らの商売敵は谷川貞治だったんで(笑)。あのタイミングで曙さんをボブ・サップの前に立たせるっていう、プロモーターとしては素晴らしくて『一本取られたな』ってジェラシーを感じました」と振り返った。

 曙さんは1969年5月8日生まれ、米・ハワイ州出身。元大相撲力士。93年横綱に昇進、93年と00年の2回、年間最多優勝を獲得。96年には日本に帰化し、日本国籍を取得した。01年の引退後はK-1デビューし、プロレスラーに転向するなど格闘家として活躍した。


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