理想の彼からプロポーズ!が、出張から帰宅し婚約破棄を決断…彼がさらした唯一の欠点とは

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2024年04月12日 16:50  女子SPA!

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みなさん、結婚相手に譲れないポイントは何でしょうか?ルックスや財力、性格の相性など、人によって重要視する部分は違います。

ですが、一見理想的な相手に出会っても、思いもよらない部分で結婚を断念することもあるようです。

◆理想的な相手とマッチング!

会社員の田村アキさん(仮名・35歳)は、仕事にも力を入れ、休みの日はイベントやアウトドアスポーツに出かけるなど、フットワークの軽い爽やかな美人。アラフォーになり、結婚を焦り始めたアキさん。コロナ禍の直前に長く付き合った男性とお別れし、それ以降はなかなか出会いに恵まれませんでした。

「しばらく恋愛から遠のいていましたが、将来は結婚して子供も欲しいんです。だからそろそろ本格的に婚活を始めないとと思って、合コンやマッチングアプリやイベントなど、最近はすごいがんばってます」

ジムに通って運動するなど、自分磨きも欠かさないアキさんは、数ヶ月して理想的なお相手とアプリでマッチング。

「線が細くて、優男な感じの人がタイプなんです。それでいて仕事を頑張るところとか、ふとした瞬間に男らしさを感じられる人が好みなんです」

アキさんが出会ったマコトさん(仮名・35歳)はまさにそんなタイプ。お互い結婚も意識していたので、付き合ってすぐに同棲を始めるという順調っぷりだったんだとか。

◆洗い物問題

同居してしばらくは、大きな問題はないように見えたふたり。

「マコトくんは私が料理上手なのを喜んでくれて、嬉しかったです。食べてくれる人がいると、調理のしがいがありますね」

しかし、「料理してくれたんだから、俺が洗い物はやるよ」と言いつつも、洗い物をすぐにやらないことが多く、それは気になっていたというアキさん。

「私はキッチンまわりとか、早くキレイにしちゃってからゆっくりしたいんですよ。でもマコトくんはなかなかやってくれなくて…」

結局、そのまま洗い物を忘れて寝てしまうことも少なくなかったと言います。

◆本性が出始める

さらに2か月もすると、マコトさんは掃除や洗濯、調理はもちろん、洗い物など一切行わなくなってしまいました。共働きで仕事が忙しいのはお互いさまなので、アキさんは不満が溜まってきました。

「マコトくんがなかなかやらないから、注意するよりも先に自分でやっちゃってたんですよね。心の中では『洗い物やっちゃうよ〜。掃除してるよ〜気がついて〜』って思ってたんですけど…」

マコトさんは持ち帰った仕事の続きや、株のチェックなど、常に何かしら自分のことに集中していて、まわりを気にする様子がないんだとか。

そんな日々が続き、たまりかねてマコトさんに注意すると、数日は努力するものの、すぐ元に戻ってしまうのでした。

「自分のマグカップとか、ずーっと洗わずに継ぎ足して使っているんです。汚くても気にならない人なんだと思います。でも、私が気になるので時々洗っていますが…」

◆念願のプロポーズ

しかし、一緒に出かけたりするのは楽しく、週末はよく2人でデートしていたと言います。

そんなある日のディナーで、ふたりはマコトさんが予約した高級イタリアンへ。そこでアキさんは、素敵な指輪と共に、念願のプロポーズをされたのです。

「指輪は私の私物のサイズをわざわざチェックして、用意してくれたんです。シンプルでダイヤが一粒ついた、理想的な婚約指輪です!」

アキさんは喜んでプロポーズを受け入れました。

「しっかりそういうところはリードしてくれて、レストランも指輪も完璧でした。これで掃除さえしてくれていたら…」

しかし、マコトさんが家事をしないことは変わらず、そのことでたびたび喧嘩するようになっていきます。

「私が『洗い物するって言ってたじゃない!』と怒ると『俺は俺のタイミングでやりたいの!ほっといてくれたらやるから』と言い返されてしまいます。そう言っていながらその日のうちにやらないし、ほっといたらゴミ屋敷になっちゃいます」

◆出張から帰ると…

ある日、数日間の出張でアキさんは家を空けることに。そして帰ってくると、家の中は驚くほどのひどい有様でした。

「食べかけのピザが箱のままおいてあったり、コンビニのサラダの容器も置きっぱなし。缶ビールの空き缶もテーブルに置いたまま。靴下や服はあちこちに脱ぎっぱなしです。寝室のベッドの上にもカバンとか色々な物が乗っているし…。

部屋はたった数日なのになんだかいやな匂いがしました。1番最悪なのはお風呂で、シャワーだけで済ましがちな彼の、さまざまな毛や残りの泡などで浴槽が驚きの汚さだったんです」

出張でくたくたなのにひどい有様の家に帰ってきて、疲れが増してしまったアキさん。今回ばかりは心底怒ってしまいました。

「泣きながら怒って『できるだけキレイに掃除してから家を出たのに、なんでこんなことになるの?仕事でクタクタなのに、汚い部屋に帰って来たくない!』って言いました」

◆「頑張る」と言う彼

アキさんが本気で怒っていることを感じたのか、マコトさんは真剣なトーンで「そこまで考えがいかなかったんだ。本当にごめん。これからはマジで頑張るから…」と謝りました。

真摯な態度のマコトさんに“ちょっと怒りすぎちゃったかな…”とアキさんも反省し、「私も言い過ぎちゃった。ごめん」と謝り仲直りしました。

「真剣に考えてくれたようだったので、マコトくんの言葉を信じようと思いました。これから変わってくれるって…」

その日から、積極的に洗い物をし、洗濯物はカゴに入れ、シャワーの後もお風呂場を掃除するようになったマコトさん。だったのですが…。

「やっぱり3週間もすると元通りでした。ちょっとずつ手を抜くようになって、結局変わらないんです」

◆再び出張へ

その後も度々マコトさんに注意するアキさん。ですが、マコトさんはその時は「がんばる」と言うものの、三日坊主で続かないのです。徐々にイライラはつのりますが、毎日注意するのも疲れてしまいます。そんな中、アキさんは再び出張に行くことに。

前回の記憶が残るアキさんは「部屋を散らかしてもいいけど、私が帰る前日までにはゴミは捨ててお風呂も絶対にキレイにしてね」とキツく注意します。

「疲れ切った時に、キレイな部屋に帰れないのが本当に辛いんです。帰ってからとりあえず掃除するのがやってられなくて」

◆変わらない彼

そして出張から帰ってきたアキさん。夜の10時過ぎでクタクタです。

「さすがに今回は掃除しているだろうと思いました。前回、あんなに怒ったんですから…」

しかし、結果は前回と同じ。ゴミだけは捨てられていましたが、マグカップや使ったままのお皿が放置され、ベッドの上は脱いだ衣類などがどっさり。お風呂場も想像通りで、排水溝には髪の毛などが溜まっています。

「怒りで口を聞く気になりませんでした。黙って最小限、自分の使うスペースを片付けました」

後から帰宅したマコトさんは「帰ってから急いでやろうと思ってた」と言い訳しますが、なにやら同僚と飲んでいた様子。早く帰る気もなかったようです。この件で「この人は変わらない」と確信したアキさん。

「結局、思いやりがないんです。自分がやりたいことはやるけど、相手のことまで考える余裕がないんです」

それから1か月もしないうちに、アキさんは婚約を破棄。

「結婚はしたかったんですが、それは結婚したら幸せだろうと思っていたからです。できたとしても、負担が多くて幸せじゃなくなったら意味がないって気がつきました。彼は一生変わりません」
<文/まなたろう>

【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。

このニュースに関するつぶやき

  • 本人の意志に依らず成人した人間を変えることなどできない。この人の敗因は「相手を変えようとしたこと」「変わってくれると信じたこと」に尽きる。
    • イイネ!1
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