植木繁晴氏が69歳で逝去…創設者・監督・GM・代表として群馬を牽引、平塚や山形も指揮

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2024年04月12日 18:22  サッカーキング

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群馬の監督を務めていた当時の植木繁晴氏(2006年) [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
 クラブ創設者、ゼネラルマネージャー(GM)、監督、代表としてザスパ群馬を支え、ベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)やモンテディオ山形も指揮した植木繁晴氏が、闘病の末、4月11日に逝去した。69歳だった。

 1954年9月13日生まれの植木氏は、湘南の前身にあたるフジタ工業サッカー部で選手キャリアを送り、1987年の現役引退後は指導者に転身。ベルマーレ平塚では監督として元日本代表MF中田英寿氏らを指導した。その後は山形の監督や日本大学のコーチを務め、2002年にザスパ草津(現:ザスパ群馬)の総監督に就任。同クラブではGMや代表取締役といった要職を歴任し、2014年から2023年までは上武大学を率いていた。

 植木氏と関わりのある群馬、湘南、山形の3クラブは、訃報を受けてそれぞれ次のような声明を発表している。

◼︎ザスパ群馬・赤堀洋代表取締役社長
「クラブ創設の功労者であり、長年に渡りクラブにご尽力いただいた植木さんがお亡くなりになられ、ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。群馬のこの地にザスパというチームを発足させ、発展するまで非常に困難や大変なことあったかと思いますが、ザスパが現在の姿まで発展できたのは、植木さんのご尽力あってのことだと思っております」

「ここ最近お身体の調子があまり良くないお話は伺っておりましたが、それでもスタジアムでお会いすると明るく元気な様子で接してくださり、ザスパの今後を常に気にかけてくださいました。クラブハウスの完成を非常に楽しみにされていた中で、お見せすることができなかったのが非常に悔やまれます。植木さんがザスパの築き上げてきた教えはトップからアカデミーまでクラブ全体で大切に引き継いでまいります。今後の日本のサッカー界、ザスパを見守ってください。本当にありがとうございました」

◼︎湘南ベルマーレ・眞壁潔代表取締役会長
「フジタ工業サッカー部の中心的な選手として活躍し、指導者となってからも多くの先輩、後輩から慕われた偉大なOBを失い、残念な気持ちでいっぱいです。湘南ベルマーレとして再生した折も、ことあるごとにご心配をいただき、明るく励ましていただきました。湘南ベルマーレのミッションステートメントの源は、ありし日の笑顔あふれ常にポジティブな植木さんの行動にあることを皆さまにお伝えして、お別れの言葉とさせていただきます」

◼︎モンテディオ山形
「モンテディオ山形で1999-2000年に監督を務めていた植木繫晴氏が4月11日にご逝去されました。在任中はJ2参入時の初代監督として多大なるご尽力をいただきました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」

 なお、群馬は14日(日)に開催される2024明治安田J2リーグ第10節レノファ山口FC戦で、湘南は13日(土)に開催される2024明治安田J1リーグ第8節横浜F・マリノス戦で喪章を着用する予定だという。

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  • いきなりの訃報にびっくりしました。安らかにお眠りください
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